井上尚弥(左)とジョンリエル・カシメロ【写真:Getty Images】

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米専門メディアが「ほとんど確定」と打電、ESPNでの全米中継が濃厚に

 ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は4月25日にWBO王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)と、米ラスベガスで統一戦を行うことで「ほぼ確定」したと、米専門メディア「ボクシングシーン.com」が報じている。

 記事では「ナオヤ・イノウエのアメリカデビューはほとんど確定した」とレポート。対戦相手はカシメロで、統一戦の舞台はボクシングの本場・ラスベガスのマンダレイ・ベイ・イベントセンターだという。トップランク社との共同プロモート契約初戦では米スポーツ専門局「ESPN」で全米中継されることが濃厚とされているが、月額5ドル(約550円)のストリーミングサービス「ESPN+」での放送になる可能性もあると報じられている。

 井上にとって、2020年初戦の対戦相手候補は他に2人存在したようだ。記事では「マイケル・ダスマリナスとノルディ・ウーバーリもイノウエの次戦の相手として考慮されていた」と報じている

 IBF1位で指名挑戦者のダスマリナス(フィリピン)との指名試合については、カシメロとの統一戦ならIBFの特例が認められるため回避。WBC王者のウーバーリ(フランス)は元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)との指名試合に臨むことが有力視されており、カシメロに絞られた経緯も合わせて紹介されている。

 同メディアは「正式発表は数週間以内」とも報じており、米国でもモンスター再上陸への注目度は増しているようだ。(THE ANSWER編集部)