「じゃんけん...ポンッ」

ここ一番でのじゃんけん。あなたはグー・チョキ・パーのどれを出すだろうか。もちろん、対戦相手や場の状況や雰囲気によって手を変える人もいるだろう。だが、中には「お気に入り」の手が決まっている人もいるかもしれない。

そこでJタウンネットは、「じゃんけんのグー・チョキ・パー、どれが一番好き?」というタイトルで、読者に質問を投げた(総得票数766票、2019年9月26日〜2020年1月15日)。

読者が選んだ手とは、いったい――。

半数近くが「チョキ派」



こちらは全766票の全国の結果を円グラフでまとめたものだ。いかがだろうか。グー・チョキ・パーが綺麗に分かれる...ということはなかった。驚くことに、半数近くの人が選んだ手は「チョキ」(366票、47.8%)だった。

なぜ、ここまでチョキが好きな人が多いのだろうか。ツイッターには、次のような書き込みが出ている。

「じゃんけん、個人的にはチョキが一番好きです!強そうで!」
「じゃんけんチョキで勝つの好きなんすよ 『斬った!』って感じで」
「個人的にはチョキがなんか好きです。なんか、こう写真映りよさそうな」

さまざまな理由があるようだが、あまり参考にはならなそうだ...。手の形などで、なんとなく好きな人が多いのだろうか。

ちなみに、2011年に設立された「日本じゃんけん協会」の公式サイトによれば、「チョキ」が出てくる確率は低いらしい。普段のじゃんけんで出やすい手と、ここ一番の気合が入ったじゃんけんで出すような「好きな手」は別物なのかもしれない。


画像は日本じゃんけん協会サイトから

2位は「グー」で234票(30.5%)、最下位は「パー」で166票(21.7%)。なんと、チョキとパーではダブルスコア以上の差がついてしまった。

チョキが好きな人が多く、パーが好きな人は少ない。こうした結果だけをみると、じゃんけんで勝つ確率が最も高い手はグーと言えそうだ。

地域別「好きな手」マップがこちら



こちらは各都道府県の読者が選んだ好きな手を、3色に色分けたものである。

ご覧の通り、日本列島のほとんどが水色である。「チョキ」は全国的に大人気のようだ。岩手、秋田、山形、福島、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、長野、岐阜、愛知、三重、大阪、兵庫、奈良、和歌山、島根、岡山、広島、山口、徳島、高知、福岡、佐賀、長野、沖縄の28の地域でトップになった。

また「グー」は、北海道、宮城、石川、福井、静岡、滋賀、香川、愛媛の8の地域で選ばれた。

「パー」を選んだのは、青森、京都、鳥取、熊本、宮崎、鹿児島の6地域。票が分散し、拮抗した地域は、栃木、群馬、富山、大分である。

それぞれ、なぜグー・チョキ・パーが好きなのか、理由はわからない。ただ、対戦相手の出身地を事前に聞いておけば勝率はグンッと上がるかもしれない(?)のでご参考にしてほしい。