新人が入社してきたら、仕事を教えるのは先輩社員や上司の仕事だ。教える側にとっては、新人教育以外の仕事も抱えている以上、できるだけ早く覚えてほしいのが本音だが、

「もう入社して8か月。えぇ、まだ1か月目のように教えていますよ…いつになったら覚えて一人立ちしてくれるんだろう…」(40代女性/技術職)

というように、なかなか仕事を覚えられない新人に苦労している人の声が届いている。今回は、なかなか仕事を覚えてくれない、あるいは覚えようとしない新人のエピソードを紹介する。

「何度も確認して『大丈夫だ』と言われたので任せたところ、結局全部やり直しに」

管理・事務職の30代女性は、新人に説明をし、「じゃあやってみてってお願いしたところ、10秒も経たずにこれなんでしたっけ?と言ってきた」という。「私が話していたとき何を聞いていたの」と呆れている。

技術職の40代男性は、40代後半の中途採用の新人教育に苦戦している。「まともにメモも取らない。現場の写真を撮っていたとき、彼は暇を持て余していたのか、遠くに写っていた彼はうろうろ動いていました」という。さらに、

「教えた仕事について『大丈夫か』と何度も確認して『大丈夫だ』と言われたので任せたところ、自分の解釈で仕事を進めたらしく、結局全部やり直しに」

と綴る。

「指導法を変えて頑張ったが7か月で私が挫折。我慢の限界を超えた」

大学病院の病棟に勤務する40代女性は、40歳の新人男性の教育に手を焼いていた。「半年たっても覚えず、指導法を変えて頑張りましたが、7か月で私が挫折」したという。

患者さんの部屋に行くも、「廊下をぐるぐる回ってまたぐるぐる徘徊してばかりで仕事が進まない」といい、ついには"徘徊している職員"とあだ名がついた。女性は「これはやばいと私が焦った」という。

「1日徘徊ばかりで仕事が終わらず、最初は一緒につきあい残業したが、我慢も限界を超え上司に爆発。なだめられて改善を試みるもまた挫折。結局私が異動願を出して離れることになった」

その新人には「メモの字を読み返しても読めない」と言われたという。

「知ってるよ、前からなの」研修中の居眠り常習犯にびっくり

技術職の30代女性からは、自身が指導担当ではなかったが、仕事を覚える気がない新人に遭遇したエピソード投稿があった。

「必要な資料を取りに行くために新人が研修している部屋へ。そうしたら1人の新人が居眠り中。びっくりして教育担当に伝えたら『知ってるよ、前からなの』。すでに居眠り常習犯になっていることにもびっくり」

研修中の居眠りは、仕事に向き合う姿勢を疑われても仕方がない。新人も覚えることが多くて手一杯になるのかもしれないが、仕事を円滑に進めるために必要な知識をできるだけ早く身に着けて、現場で生かしてほしいものだ。

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