八村塁【写真:Getty Images】

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5戦連続35分超の出場、第4Qは敵と激しく衝突でヒヤリも…

 米プロバスケットボールNBA)のウィザーズの八村塁が8日(日本時間9日)の本拠地クリッパーズ戦に開幕22試合連続でスタメン出場。1日に敵地で対戦し、八村自身はキャリアハイとなる30得点を記録するも125-150で敗れた相手に5試合連続35分超の出場となり、17得点、7リバウンド、4アシストをマーク。チームは優勝候補の一角相手に接戦を演じるも119-135で敗戦、2連敗となったが、背番号8はゴール下で存在感を発揮した。

 昨季ファイナルMVPのカワイ・レナードと2度目のマッチアップ。それでも、八村は臆することはなかった。第1クォーター(Q)残り6分1秒にイシュ・スミスのアシストから豪快なスラムダンクを叩き込み、会場を沸かせた。以降も厳しいマークに遭い、得点できない時間もあったが、そんな中でも要所で存在感を発揮。5試合連続35分超の出場時間とともに6戦連続2桁得点をマークした。しかし、試合は第3Qに突き放されたことが響き、敗れた。

 試合後、八村は「NBAでも今、トップレベルのチームと言われているチーム。僕らも粘るところは粘ったけれど、最後の最後でやられました」と強豪の強さを実感した。ただ、レナード、ジョージらNBAを代表する名手と2度目の対戦で手応えも十分。「ああいう選手たち、デカくて動ける選手とやっているというのはすごく勉強になる。そういう人たちとやれることを嬉しく思うし、勉強できたらいいなと思う」と敗戦にも前を向いた。

 第4Qはゴール下に侵入し、強引にシュートに行った場面で相手のハレルと正面衝突。しばらくコートに倒れ込み、ヒヤリとさせた。八村は「あのようにゴール下も凄い戦いになっているので、強く行かないといけないと思う」と戦う姿勢を強調。5試合連続で出場時間は35分を超え、出場時間は急増。信頼度は増している。背番号8は「できるだけ休めるところは休んで、やることはやっていきたい」とチームの主力選手としての自覚をにじませた。(THE ANSWER編集部)