中国メディアは、なぜ日本人は列に割り込んだり、ごみのポイ捨てをしないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本人の民度の高さを称賛する中国人は多いが、日本人はどのように民度を身につけたのだろうか。中国メディアの今日頭条は24日、なぜ日本人は列に割り込んだり、ごみのポイ捨てをしないのかと疑問を投げかける記事を掲載した。

 記事は、日本の社会秩序や衛生状態の良さ、さらには日本人の公共の場におけるマナーの良さを称賛する声は多いと紹介する一方、これは日本人が「ただ仕方なくそうしている」からに過ぎないと主張。1964年の東京オリンピック以前に日本政府は国民のマナー向上に取り組んだと主張し、その結果として日本人のマナーは大幅に向上したが、「現在の日本人は公共の場所でマナー違反の行動を取らないよう強制させられているに過ぎない」と主張した。

 では、日本人に対してマナー違反の行動を取らないようにしている要素とは一体何だろうか。記事は「他人の目」という「圧力」であると主張。日本人は子どもの頃から他人に迷惑をかけてはいけないという教育を受けており、こうした共通認識が日本人一人ひとりに対する「圧力」となって、マナー違反の行動を取ることに対する抑止力になっていると主張した。

 記事は、日本人のマナーの良さが世界的に高く評価されているのは事実としながらも、日本人のマナーの良さは「結局は表面的な行動に過ぎない」との見方を示し、中国人は盲目的に崇拝する必要はないと主張。中国人は中国人ならではの方法で民度を高めていけば良いと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)