情報量が多すぎる――! 思わずそんなツッコミを入れたくなる駅ホームの写真が、ツイッターで話題になっている。


まるで街(画像はS'Rapid217@soburapid217さん提供)

明かりのともった提灯がぶら下がるホームで食事を楽しみ、その傍らを自転車を引いた人々が歩いていく。その様子は街そのものだ。停まっている電車の方が異質に見えてしまう。

電車が来るまで軽く1杯...と言いつつ、終電まで居てしまいそうなこのホーム。しかし、どうやら1年中見られるわけではないようだ。

「居酒屋じゃんw」

写真の場所はJR両国駅の3番線ホーム。

1988年に定期旅客列車の発着がなくなり、「幻のホーム」とも呼ばれている。現在は自転車とサイクリスト専用の電車「B.B.BASE」の発着で使用されている。ホーム上を自転車が通っているのは、この列車が到着した直後だったからだ。

テーブルとイスがあるのは、味の素冷凍食品が開催するイベント「ギョーザステーション」の開催期間中だったからだ(2019年8月30日〜9月9日)。

イベントでは各テーブルにコンロとフライパンが用意され、自分で冷凍餃子を焼いて食べる。ビールやチューハイも注文可能で、まさに居酒屋だ。

特別列車の到着と、ホームでのイベントが重なったために生まれたこの光景。ツイッターには、

「居酒屋じゃんw」
「ここで停車されたら絶対降りなくていいとこでも降りちゃう」
「日本一情報量の多いホームですね」

といった声が寄せられている。