2019年9月9日朝、強い台風15号が首都圏を通り過ぎた。暴風が吹き荒れ、各地にさまざまな被害を残している。

ツイッターには、次のような写真が投稿され、話題となっている。

写真には、積み上げられたコンテナが崩れ落ち、道路をふさいでいる様子が捉えられている。「台風甘く見てたわ」というコメントが添えられている。Jタウンネット編集部は、目撃時の詳細な状況などを投稿者に聞いた。

コンテナの重さは2トン


バッキーぶんちゃんさん(@booo0n)のツイートより

上の写真の場所は、どこか? ツイートを投稿したバッキーぶんちゃん(@booo0n)さんは、次のように答えてくれた。

「コンテナが崩れていた場所は、江東区若洲のゲートブリッジ近く、中防大橋の近くです。 朝8時頃だったと思います 風はそのとき無風に近かったです」

地図で確認すると、「江東区青海2丁目地先中央防波堤外側埋立地」。

よく知られている「お台場」などのある臨海副都心のもっと先、東京湾の中に突き出した埋立地だ。ここには大きなコンテナ埠頭があり、付近は海上を運ばれてきたコンテナをトラックに積み替えるターミナルとなっている。

「自分はトラックの運転手で、川崎市から市川の会社に戻る途中でした」と、投稿者は続ける。

「ゲートブリッジを通って357号線(湾岸道路)に入ろうとしたら、ゲートブリッジが通行止めだったので、Uターンして臨海副都心から会社に戻ろうとしたのです。ところが、自分の前にタクシーが走っていて、急にハザードを点けてバックしてきたので、何事かと思っていたら、コンテナが倒れていました」

荷物を積んでいないコンテナの重さは、2トン以上あるという。そんな重さのコンテナが崩れてしまう強風とは......、まさかまさか、と驚くしかない。

結局、崩れたコンテナのせいで前進できず、一方通行だったので、その道をバックして分岐地点まで戻り、大田市場の方まで行った、とバッキーぶんちゃんさんは答えた。

台風15号の爪痕は、首都圏各地に残されているだろう。読者の皆さん、くれぐれもご注意いただきたい。