ロシアは8月5日、「プロトンM」ロケットの打ち上げを実施しました。ロケットには軍事通信衛星「Blagovest No. 14L」が搭載されていました。


バイコヌール宇宙基地から打ち上げられたプロトンMは、上段の「Briz-M」に約3.1トンのBlagovest No. 14Lを搭載。同人工衛星は静止軌道への投入が予定されています。


ロシアはすでにNo. 11L、No. 12L、No. 13Lを2017年8月から2018年12月にかけて打ち上げており、今回のNo. 14Lを含めた衛星コンステレーション「Blagovest」を構築します。これは、ロシア国防省の通信を支援する予定です。


Blagovest No. 14Lの開発と製造はISS Reshetnevが担当し、同社の衛星バス「Ekspress-2000」を利用。予定運用期間は15年となっています。


 


Image: ROSCOSMOS
■Russia Launches 4th and Final ‘Blagovest’ Military Communications Satellite
https://www.space.com/russia-launches-military-satellite-blagovest-14l.html
文/塚本直樹