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8月1日放送の「プレバト!!」俳句査定に、人気モデルのみちょぱが登場。前回“才能アリ”ということで自信満々で臨んだが、まさかの“才能ナシ最下位”を言い渡され「あれ?おかしいなぁ」と落胆。その後、みちょぱが夏井いつき先生の解説に納得がいかずクレームを連発し、大荒れの展開に。あきれた先生が「じゃあ、(添削結果は)自分で書いといて!」と言い放ち、みちょぱも「書いてよ!」と食い下がり、最後は先生が無言で表情をこわばらせる異例のピリピリ査定となった。

前回「ムカつく」発言のみちょぱが夏井先生から手痛いしっぺ返し
今回は「猛暑日」をお題に、ランキング戦に森口瑤子、IKKO、King & Prince・郄橋海人の初登場3人と、パンサー・向井慧、みちょぱこと池田美優が参戦。

「仏壇の向日葵までもくたばりぬ」と詠んだ森口がいきなり"才能アリ2位"を獲得し、夏井いつき先生から「俳人としてのセンスがとてもある」と絶賛されるサプライズが起きる中、最後は過去に"才能アリ"を獲得しているパンサー向井とみちょぱが"1位"と"最下位"を争う波乱の展開となる。

みちょぱは「意外と才能あると思う。もしかしたら(特待生の可能性もあるかも)ね」と自信を見せるが、向井から「前回、先生に添削されて『ムカつく』って言って、先生のファンに叩かれたって聞きましたよ」とツッコまれると、「ちょっとだけね!」と苦笑い。しかし、みちょぱと夏井先生の遺恨バトルが再び勃発することに。

<才能ナシ最下位>
炎天に映える黒肌まだ足りぬ
         みちょぱ

「黒肌がすごい好きなので。"炎天"は天然の日焼けサロンなんですよ。だから私が大好きな季節なので、もっともっと焼きたい。自分ではまだ足りない」

まさかの"才能ナシ最下位"査定に「おかしいなぁ?」と納得のいかない様子のみちょぱに対し、夏井先生は「まさに散文的。俳句のふりをして、ちょちょっと言葉をちぎったタイプ」とバッサリ。「ストレートに"日焼け"という季語で表現した方が言いたいことは素直に伝わる。季語を何か入れないといけないと思って"炎天"って入れたんでしょ? 」と鋭く指摘すると、「そうですぅ...」と不貞腐れながら答えるみちょぱ。

さらに、添削に着手した先生が「"映える"もわざわざ書かなくていい」と削除しようとすると、みちょぱは「えっ?"映える"が大事なのに」と猛反発。しかし、先生は問答無用とばかりに「いらないのです」と容赦なく棒線を引き、みちょぱは「いるのー!」と絶叫。それでも先生は「いらないのです」と何度も棒線を引く緊迫した事態に。

<添削後>
美しき日焼けの肌をなおも焼く
あるいは
美しき日焼けの肌を焼く焼く焼く

最終的に"肌"しか残らず、「あそこしか残ってない!」とみちょぱが悲鳴を上げたが、先生は「いいじゃないか! 一文字残っただけで」と取り付く島もなし。「"なおも焼く"でもいいし、それでも足りなければ"焼く焼く焼く"とやってもいい。どっちがいい?」「じゃあ、"焼く焼く焼く"で...」と答えたみちょぱに「じゃあ、自分で書いといてください」と宣言。まさかの展開に、みちょぱは「書いてよ〜!毎回書くじゃないですか!」と訴えたが、先生は手を動かすことなく無表情のまま。今回のバトルは、みちょぱが手痛いしっぺ返しを食らう形となった。

京都まで"吟行"した中田喜子に夏井先生が厳しい一言
特待生昇格試験には名人2段の中田喜子、"永世名人への道"に挑む名人10段の東国原英夫が登場。中田は「なかなか発想を飛ばせなかったので、京都に吟行してきました」と時間と労力をかけた力作を披露する。

<現状維持>
竹藪のかわく葉音や極暑来る
       中田喜子

中田は「嵯峨野に住む知人が毎年暑さが厳しくなっていると言っていて、この句が浮かびました」と、夏の暑さを乾いた葉音で表現した一句に自信を見せたが、"現状維持"が告げられると「あっ...」と絶句。

夏井先生は「目の付け所はさすがだなと思います。しかも、ただの暑さじゃない"極"という字がつく暑さ。映像を持たない時候の季語"極暑"を竹藪の葉っぱの音で表現しようとしている。さすが名人」と高く評価。しかし、「もったいないのは、その音のリアリティーです。暑いだけでも葉っぱは乾く、その上で"極暑"が来たんですよ」と指摘する。

<添削後>
極暑来る竹藪乾ききる葉音

先生は「まず"極暑"が来ます。ここで複合動詞の出番です。"乾く"だけでなく、もう一押し行きましょう!"乾ききる"ですよ」と劇的添削し、「暑い間乾いていたけど、もうこれはいよいよ。そして"乾ききる葉音"までやると、この音が読み手の耳に残って、"極暑"という季語を音で反すうしてくれるんです」。中田は「"乾ききる"がなかなか出ない!」と悔しがり、京都への吟行が無駄足となって「あ〜」と深いため息をついていた。

夏井先生のハイレベル査定に東国原が「ムリ、ムリ、ムリ」
"永世名人への道"でフルーツポンチ 村上健志に並ばれ、帝王・梅沢富美男には☆1つ差をつけられている東国原は、猛暑から"炎天下の警官"に発想を飛ばした一句で勝負。

<1つ後退 ☆ゼロ>
立ち漕ぎの警官真顔炎天下
      東国原英夫

「ポイントは"真顔"なんですよ。臨場感とか切迫感が分かりませんか? 立ち漕ぎしてますよね、警官が。何か起きたんでしょう。炎天下に関わらず、真顔なんです」と手ごたえをアピール。しかし、予想外の"後退"査定が告げられ、「えっ、マジ? 厳しいよ先生...」と思わずのけぞってしまう。

夏井先生は「やろうとしていることは悪くない。"立ち漕ぎ"で"真顔"ですから、何か緊急なことがあって急いでいるのだと受け止めました」と切り出し、「ところが、真顔の表情にアップがいっちゃう。そうなると、急いでいる動作の方に広がっていかない。何が損しているかというと、"立ち漕ぎ"は坂道でも真顔でやるもの。"真顔"だけでは緊急性、緊迫性がちょっと出てこない」とダメ出し。

<添削後>
立ち漕ぎの全力炎天の警官

「これは簡単です。"全力"って書くだけで動きが全部出る。"炎天の警官"までいったら読む人の脳には、必死で漕いで行った警官の後ろ姿が絶対に脳の中に印象として残る。警官が小さくなればなるほど光景は広がって、"炎天"がちゃんと映像として認識されて残る。ここで季語が主役に出ていくんです」。さらに先生から「これをやっていただいたら2つアップしたいくらいの発想でした」と驚きの発言が飛び出したが、東国原は「ムリ、ムリ、ムリ。全然ムリ」と厳格査定にすっかり打ちのめされていた。

     ◇

さて、次回の俳句査定のお題は・・・

【動画】夏井いつき先生によるみどころはこちら

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