宇宙開発企業のオービット・ビヨンドとNASAとの月輸送ミッションが完遂できなかったことが、公式に発表されました。


オービット・ビヨンドはNASAの「CLPS」プログラムのもと、2020年にNASAのペイロードをランダー「Z-01」で月面へと輸送する予定でした。5月の段階では、オービット・ビヨンドだけでなくアストロボティックやインテュイティブ・マシーンズ、そして日本のispaceが参加するDRAPERも選定されていました。


NASAは今回の計画未達について、オービット・ビヨンドは引き続きCLPSの契約に残り、また将来ミッションを達成する可能性があると触れています。


一方、アストロボティックやインテュイティブ・マシーンズは2021年の夏に輸送ミッションを実施する予定です。


 


■Private Company Orbit Beyond Drops Out of 2020 NASA Moon-Landing Deal
https://www.space.com/nasa-drops-orbit-beyond-moon-landing-contract.html
文/塚本直樹