景福宮(資料写真)=(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国文化財庁の宮陵遺跡本部は10日、古宮と朝鮮王陵の中長期発展策を発表した。発展策には4大戦略と8大中核課題が盛り込まれている。古宮の体系的な復元と整備、未公開地域の開放拡大、観覧サービスの改善を進め、2023年までに古宮と朝鮮王陵の年間訪問客1500万人達成を目標に掲げた。

 古宮と朝鮮王陵の年間訪問客は2016年に過去最高の約1300万人を記録後、減少したが、今年上半期(1〜6月)に増加傾向を示した。上半期の訪問客数は古宮が520万人、朝鮮王陵が120万人だった。

 4大戦略は大きく古宮・王陵の復元・整備と活用に分かれる。

 現在、復元作業が進められている景福宮では再築当時(朝鮮王朝時代後期)あった500棟を超える建築物の41%に当たる205棟を2045年までに復元する。徳寿宮で2039年までに、社稷壇で2027年までにそれぞれ建築物の復元が行われる。先端技術のBMIを利用して部材を管理し、復元現場を観覧客に公開する。

 朝鮮王陵は総合整備計画を改めて策定し、段階別に履行する。

 また、活用計画の中では、殿閣開放の拡大が注目される。昌徳宮の熙政堂、徳寿宮の即祚堂に続き来年は景福宮の興福殿が正式に開放される。一般公開されていない朝鮮王陵2基のうち、ソウル郊外の京畿道・楊州の温陵は年内に開放される。