井上尚弥【写真:Getty Images】

写真拡大

米専門メディアが7月のPFP発表、7試合で4人の新旧世界王者撃破の実績評価

 ボクシングのWBA&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(大橋)。WBSSの決勝では5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)との決戦を迎える。5月の準決勝エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)戦では衝撃の2回KO勝ち。再び評価を高めていたが、米メディアでは最新のパウンド・フォー・パウンド(PFP)を発表し、2位にランクアップさせている。いよいよ1位が視界に入ってきた。

 無敗の王者ロドリゲスを完封してから1か月以上が経過。今秋に予定されるドネアとのファイナルへ向けてすでに練習を再開しているが、そんなモンスターに朗報が舞い込んできた。

 米専門メディア「ボクシングシーン.com」は7月に入り最新のPFPを発表。ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)を抜いて2位に井上をランクアップさせている。

 記事では改めて過去の戦績を振り返った上で、まだ底を見せていない部分を高く評価。「将来の対戦相手にとって恐怖なのは、彼がまだキャリアのピークに差し掛かったばかりだということだ」とさらに強くなる可能性にも触れた上で、井上のここ最近の7試合の相手のうち4人が現もしくは元タイトル保持者だと紹介している。

「攻撃のバリエーション豊富で、抜群の感性を持っている」

「強烈なスピードを持ち、攻撃のバリエーション豊富で、抜群の感性を持っている」と抜群の破壊力について絶賛を重ねている。

 権威ある米誌「リング」のPFPでは4位。現役最強ボクサーの称号も近づいてきた。

ボクシングシーン.comの最新のPFP】

1位テレンス・クロフォード(米国)
2位井上尚弥
3位ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
4位サウル・アルバレス(メキシコ)
5位オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)
6位エロール・スペンスJr.(米国)
7位ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
8位ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)
9位マイキー・ガルシア(米国)
10位シーサケット・ソールンビサイ(タイ)(THE ANSWER編集部)