7月1日は「こころの日」

写真拡大

毎年7月1日は「こころの日」。1988年7月1日の精神保健法(現・精神保健福祉法)施行を機に、精神疾患や精神障害者に対する正しい理解を深めるのとともに心の健康の大切さを再認識する日として一般社団法人日本精神科看護協会が定めた。

同協会は個人の尊厳と権利擁護という基本理念に基づき、精神科看護の学術的な研究のほか、各都道府県の支部を通じて医療従事者向け研修会や一般向け相談会・啓発イベントなどの活動を行っている。既に終了したイベントもあるが、7月から8月にかけてまだ各地で多くの相談会やイベントが開催予定だ。

「7月1日はこころの日」
http://www.jpna.jp/kokoronohi/
(『こころの日 開催情報』参照)

精神科看護の対象は精神疾患を有する人々にとどまらない。「こころの日」ページ掲載の「こころの元気度チェック」と「こころのお手入れ7ヶ条」のほか、以下も参考にしてほしい。

精神科看護の対象

精神科看護は、精神的健康について援助を必要としている人々を対象としている。精神的健康は単に精神疾患に起因するものだけではなく、人々が生きる過程で直面する多様な心の問題を含んでいる。よって、精神科看護は、精神疾患を有する人々にとどまらず、すべての人々を対象とする幅広い支援活動を意味している。
精神医療を取りまく社会的環境は、入院医療主体から地域を拠点とした地域生活支援へと変化してきている。また、日々精神保健への関心が高まる社会情勢の中で、個人が心の健康を保とうとするニーズも顕在化しつつある。
このような社会的環境の変化を受け、精神科看護者は、疾病の予防や治療に限らず、心の健康を保持・増進する活動に積極的に参加し、精神保健福祉の向上に寄与しなければならない。
(日本精神科看護協会『精神科看護の定義』より抜粋)

【参考】

一般社団法人日本精神科看護協会
http://www.jpna.jp/

みんなのメンタルヘルス(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/kokoro/

こころの耳(厚生労働省)
(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)
http://kokoro.mhlw.go.jp/

医師・専門家が監修「Aging Style」