井上尚弥【写真:Getty Images】

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モンスターの欧州デビューに米メディアも注目「グラスゴーで爆発する」

 ボクシングのWBA世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は18日(日本時間19日)にスコットランド・グラスゴーで行われるワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)準決勝でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦。海外メディアは「史上最大のパンチャーがグラスゴーで爆発する」と特集し、モンスター欧州初上陸に沸き立っている。

 決戦の地スコットランド入りした井上。「The Monster 5月18日、史上最大のパンチャーがグラスゴーで爆発する」と特集したのは米ボクシング専門メディア「イーストサイド・ボクシング」だった。

 2000年には元ヘビー級世界王者マイク・タイソン(米国)がハムデン・パークで衝撃の38秒TKOを演じ、また過去にはオールタイム・パウンド・フォー・パウンドの呼び声高い、シュガー・レイ・ロビンソン(米国)ら数々の名ボクサーがグラスゴーのリングに上がった。だが、今回統一戦に挑む男は伝説の存在をも超える男になるかもしれないと、記事では注目している。

「誇り高き男女に満ちたプライド高い街であるグラスゴーは、史上最強のパンチャーを歓迎することになるのかもしれない。5月18日、最も致命的な武器を持ったファイティングマシーンである、無敗の日本の恐怖、あるいは、モンスター、ナオヤ・イノウエが待望の客演を果たす」

「世界のパウンド・フォー・パウンドで最高の存在であるかもしれない」

 記事では無敗のまま3階級を制した井上を手放しで絶賛している。

「現在のボクシング界で唯一の最強パンチャーであるイノウエは世界のパウンド・フォー・パウンドのファイターで最高の存在であるかもしれない。以上だ。そうではないことを証明できるかは、明確な才能を持つロドリゲス次第だ」

 日本ボクシング界の至宝は現在ボクシング界で最強級とまで称賛する一方で、対戦相手のロドリゲスに関しては大会優勝候補の大本命である井上ほどの評価を与えていない。

「間違いなく対戦相手ほどの威光は知れ渡っていないが、彼はこの機会に臆することはないだろう。少なくともみんなそう願っている」

 グラスゴーへのモンスター到来。日本が誇る最強ボクサーが、欧州に衝撃を放つ日は近い。(THE ANSWER編集部)