フェアレディZ、ドイツでの評価は? RMサザビーズ・エッセン・オークション
text: Kazuhide Ueno(上野和秀)photo: RM Sotheby’s/Tom Wood
S30〜Z32まで、フェアレディZが出品
様々なヤングタイマーが登場したRMサザビーズ・エッセン・オークションに、数多くのフェアレディZが出品されたのでご紹介しよう。
今回出品されたのは、
1975年ダットサン280Z(S30)
1982年日産280ZX(S130)
1982年日産280ZXターボ(S130)
1984年日産300ZXターボ50thアニバーサリー(Z31)
1992年日産300ZXツインターボ(Z32)
という5台で、S30からZ32までをカバーする。いずれもアメリカにデリバリーされた車両で、スイスのヤングタイマー・コレクションが2015年から2017年にかけて入手したものが出品された。
どれもコレクションにあった車両だけにコンディションは良く、1982年280ZXは走行3500マイル/5600km、1984年300ZXターボ50thアニバーサリーは2万3000マイル/3万6800km、1992年300ZXツインターボでは2万5000マイル/4万kmと低走行車が多かったのが特徴だった。
オークションの落札結果をみていこう。
ヨーロッパの評価は低調?
オークションを終えてみると、1975年280Zが109万円、1982年280ZXは205万円、1982年280ZXターボで189万円という結果に終わった。
1984年300ZXターボ50thアニバーサリーはレア感からか322万円まで値を上げ、1992年300ZXツインターボは406万円で終えた。
ヨーロッパではアメリカほどの知名度が無いためか低調に終わったが、Z32は健闘したといえよう。