PC画面でデススターも建設される! 圧倒的に美しい「動く壁紙」が使える「Wallpaper Engine」

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Windowsユーザーであれば、いつも使っているデスクトップの壁紙に、お気に入りの画像を表示しているだろう。

ただし、それは静止画のはずだ。

もし、その壁紙がダイナミックに動き出したらどうだろうか?

それを実現するのが、今回紹介する「Wallpaper Engine」というソフトだ。


●「Wallpaper Engine」のインストール方法と使い方
Windowsの壁紙といえば、美しい静止画が一般的だ。
しかし、今回紹介する「Wallpaper Engine」を利用すると、次のようなダイナミックに動く壁紙を楽しめるようになる。また、ユーザー自身が動く壁紙を作成し、公開することも可能だ。


真っ赤なスポーツカーが表示される壁紙だ。さまざまなアングルで車が表示される。ボディカラーを変更することもできる。



映画マトリックスでおなじみの映像が壁紙になる。グリーンの文字が次々と画面上を落下してくる。



スターウォーズのデススター壁紙も公開されている。
検索してダウンロードすれば、デススターが宇宙空間で建設されている様子を見ることができる。BGMも流れる。



サーファーの周囲の波はダイナミックに回転している。


利用するには、まずアメリカのValve社が運営するPCゲームのプラットフォームであるSteamをインストールし、アカウントを作成する必要がある。
インストールとアカウント作成は無料だ。
そして、Steamのストア上で「Wallpaper Engine」を購入・ダウンロードする流れとなる。価格は398円だ。有料ではあるが、この価格でこの機能は非常に安い。

ゲームになじみがないとSteamのインストールを手間に感じるかもしれないが、「Wallpaper Engine」はゲームをしたことのないユーザーでも十分楽しめる。また、そのダイナミックに動く壁紙は一見の価値アリなので、ぜひ試してみてほしい。

「Wallpaper Engine」を起動すると、タスクトレイにアイコンが常駐する。
クリックしてメニューを開き、[壁紙変更]を選択すると、壁紙を選択するダイアログボックス表示される。

[インストール済み]には、あらかじめ用意されている壁紙が表示される。
選択して[OK]をクリックすると、すぐに壁紙が変更される。
[発見]タブや[Workshop]タブでは、ほかのユーザーが作成・公開している壁紙を検索してダウンロードすることもできる。ユーザーが作った膨大な「動く壁紙」を利用できるのも、「Wallpaper Engine」の魅力だ。


タスクトレイの「Wallpaper Engine」のアイコンをクリックして[壁紙変更]を選択する。



壁紙を選択するダイアログボックスが表示される。選択して[OK]をクリックすると壁紙を変更できる。



[発見]タブや[Workshop]タブで、他のユーザーが公開している壁紙をダウンロードして利用することもできる。


ただし注意して欲しいのは、壁紙によってはけっこうサイズの大きいファイルもあることだ。
ストレージに余裕がないマシンの場合、ファイルサイズを気にせずに次々とダウンロードすると、あっという間にPCの空き容量が減っていく可能性がある。
また、動く壁紙はそれなりにリソースも消費するので、CPUパワーやメモリーが少ないマシンで利用する場合も注意したい。

なお、[壁紙エディタ]をクリックすれば、専用のエディタが起動して、壁紙を作ることもできる。
静止画や動画を取り込み、特殊効果を組み合わせて作成できるようだ。筆者はまだ挑戦していないが、興味があれば試してみてはどうだろうか。


[壁紙エディタ]をクリックすると、壁紙を作成する専用エディタが起動する。



日本的な秋の風景。湖面に映った富士山はユラユラと揺れて表示され、ときどき枯葉が舞い落ちる。



時間とともに変化する月面の様子を楽しむことができる。


Steam
Wallpaper Engine


井上健語(フリーランスライター)