イチローを支えた「愛犬」 会見で語った「感動」エピソード
「毎日フラフラなんですけど、懸命に生きてるんですよね。その姿を見てたら、それは俺がんばらなきゃなって。これはジョークとかではなくて、本当に思いました。あの懸命に生きる姿」
これは米大リーグ・マリナーズのイチロー選手(45)が引退会見で語った内容の一部だ。イチロー選手は妻・弓子さんへの感謝とともに、今年で18歳になる愛犬・一弓くんへの思いを述べ、ネット上で大きな反響を呼んだ。
「一弓元気だったのか!!」
イチロー選手によると、一弓くんは2001年に生まれた現在17歳7か月の柴犬で、翌02年にシアトルのイチロー選手宅にやってきた。
「まさか最後まで一緒に、僕が現役を終えるときまで一緒に過ごせるとは思っていなかったので、これは大変感慨深いですね... 一弓の姿というのは。妻と一弓にはもう... 感謝の思いしかないですね」
イチロー選手は2019年3月21日深夜の引退会見で、ゆっくりと言葉を選ぶようにこう語った。一弓くんに関するエピソードは、ツイッターで大きな話題となり、
「一弓元気だったのか!!」
「愛犬の柴犬の一弓の話をしていたのが印象的だった」
「17歳を超えた愛犬の一弓(イッキュウ)ちゃんが元気なこと、今も愛犬の支えがあることが世界的アスリートの引退会見で伝えられたこと。個人的にとても感動した」
「一弓さんを初めてTVで見たときは確か6歳の頃だったが、正直まだ存命とは思わなかった。犬の話が出てなんとなく嬉しい」
「今年で18歳の愛犬の一弓くんが懸命に生きてるって話で涙 お父さんの現役を見守ってくれたんだね。イチローの側でゆっくりのんびりまだまだ長生きしてほしいな」
といった声が寄せられた。
著名人では、コラムニストの犬山紙子さんが、
「イチローさんの愛犬の一弓あまりにも可愛くて以前しばいぬファンザワついてたのですが今、18歳で生きててイチローさんに勇気与え続けてるとか 犬の力!!!!」
と、ツイッターで反応。「ほぼ日」社長でコピーライターの糸井重里さんも、
「17歳の一弓くん、ドコノコ(編注:犬・猫の写真を投稿するSNSアプリ)においでよ。あと、おにぎりが食べたくなった」
とツイートしている。