今季から札幌に加入したFWアンデルソン・ロペス

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 北海道コンサドーレ札幌に所属するブラジル人FWアンデルソン・ロペスがブラジル版『ESPN』のインタビューで日本への愛を語っている。

 9日に札幌ドームで行われたJ1第3節・清水戦(5-2)でクラブ史上J1初の4ゴールを挙げた一方、2点目の直後にホヴァリングステージから誤って飛び降り、約2.5メートル落下するハプニングでも大きな注目を集めたA・ロペス。現在25歳の助っ人ストライカーは母国クラブでプロ生活を始め、2016年途中から2017年まで広島、2018年にFCソウル(韓国)でプレーしたのち、今季から札幌に移籍した。

 A・ロペスは同メディアのインタビューでFCソウル時代について振り返っている。「韓国も(日本と)似ていると思う。でも移籍は失敗だった。後悔しているよ」。記事によると、広島からFCソウルに移籍したA・ロペスは、韓国でも日本と同じような雰囲気を感じられるだろうと思ったが、クラブの同僚やスタッフのクールな態度、そして自身が慣れ親しんでいたものとは全く異なるサッカーに直面して戸惑ったという。

「日本では僕がストレスを感じずにプレーすることを考え、みんなが全力を尽くしてくれる。だけど、韓国では誰も助けてくれなかった」

「サッカーもまた非常に異なっている。(韓国では)基本的に強さが要求されるんだ。そこにいる選手はただ走って蹴り、そして走って蹴る。それだけだった」

「日本では戦術とテクニックがより重要で、リーグとしても遥かに優れているよ」

 韓国よりも日本の文化やサッカーの方が自分には合っていると明かしたA・ロペス。「僕は少し日本語を話せるから、ある人たちは僕が帰化してワールドカップに出場するべきだといつも言ってくる。可能であれば僕はここから離れたくないね」と、将来的な日本への帰化も示唆した。