ブリスベン・ロアー戦で1アシストを記録したMF本田【写真:Getty Images】

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広島戦でスライディング弾の本田、ブリスベン・ロアー戦で先制ゴールを演出

 オーストラリア1部メルボルン・ビクトリーの元日本代表MF本田圭佑は、16日の第22節ブリスベン・ロアー戦に先発出場し、前半24分に圧巻のスルーパスを通して先制ゴールをアシストする活躍を見せた。

 試合も2-1と勝利したなか、海外メディアが「守備陣を引き裂き、9番を見つけ出した」と本田の絶妙パスを称えている。

 メルボルン・Vは12日のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第2節のサンフレッチェ広島戦で1-2と敗戦。公式戦3連敗を喫していたなかで迎えたブリスベン・ロアー戦で日本人アタッカーが存在感を示した。

 広島戦でスライディング弾を決めていた本田はスタメンに名を連ねると、前半24分に敵陣中央でボールを受けると、プレッシャーを受けながらも前方にパスを供給。手前に立っていた相手2人の間を通すと、さらに相手最終ラインの間に走り込んだFWコスタ・バルバルセスにスルーパスを送る。4人の間を射抜くパスから最後はバルバルセスが流し込み、メルボルン・Vが先制に成功した。

 同39分にバルバルセスが追加点。後半開始早々の5分に被弾して1点差に詰め寄られたが、そのまま逃げ切ったメルボルン・Vが2-1と勝利した。衛星放送「FOXスポーツ」オーストラリア版は先制ゴールを場面に言及し、次のように記している。

「ビクトリーの日本人スーパースターの助けを得て、バルバルセスが突破。ケイスケ・ホンダが守備のジェイコブ・ペッパーとダニエル・レックを引き裂き、9番(バルバルセス)を見つけ出した」

 後半にもエリア内で相手を引き付けてシュートチャンスを演出するなど存在感を示した本田。チームに勝利をもたらす働きで貫録を示した。(Football ZONE web編集部)