20日、テレビ朝日「報道ステーション」では、高校バスケットボールの日本一を決める「SoftBank ウインターカップ」に出場する八雲学園キャプテン・奥山理々嘉のインタビューを放送した。

取材に赴いた寺川綾氏が「バスケット界注目のスーパー女子高生」と呼ぶ奥山は身長180cm。ゴール下から3ポイントシュートまで多彩な得点パターンを持ち、昨年のウィンターカップ3回戦(対徳山商工戦)では、1989年以来破られることのなかった1試合最高得点を10点以上更新する62得点を挙げ、一躍注目となった。

東京五輪出場も期待される逸材で、アジア競技大会の3人制バスケットボールでは日本代表として銀メダルを獲得している。そんな奥山の競技に対する姿勢は、同校・高木優子監督も「すごい生活。今時の女子校生っぽくない」と苦笑いをするほどだ。

奥山は現在監督の家で下宿生活をしている。自宅は神奈川の横須賀で「(通おうと思えば)通えるんですけど」と話すも、「もっと自主練したい」と下宿をすることで通学時間を短縮。朝から晩までバスケ漬けの生活を送り、バスケグッズ以外に飾り気がない自分の部屋でも、テレビを観ながらバスケットボールを触っているという。

また「高校入って全然出かけていない」という奥山は、「それよりも自主練するか寝るか体を休めるか、なんかしらしたほうがいい。そこは譲れないというか、なんか遊びに行けない」とキッパリ。その上で寺川氏には、五輪などの大舞台に臨む心構えを尋ねるなど、どこまでもストイックな姿勢を見せると、迎えるウインターカップについては「(日本一になったら)とにかく好きなものを好きなだけ食べる。ディズニーランドも行ってみたい」と控え目に語った。