カンボジア代表の実質的監督兼GM(ゼネラルマネージャー)としてチームを率いる本田【写真:AP】

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カンボジア代表を指揮する本田に海外メディアが注目

 MF本田圭佑は今季からオーストラリア1部(Aリーグ)メルボルン・ビクトリーに加入したのと同時に、カンボジア代表の実質的監督兼GM(ゼネラルマネージャー)としてチームを率いている。

 衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は「東南アジアで指導する著名な指揮官6人」を特集しているが、本田もその一人として名を連ねている。

 本田はAリーグ開幕2試合で計1ゴール2アシストと早々に結果を残している一方、カンボジア代表でも今年8月から指揮している。記事では、東南アジアのチームを率いる6人の指揮官を紹介しており、本田は大トリで登場した。

「この32歳はAリーグに活躍の場を移した現役のプレイヤーだが、すでにカンボジアで監督としての一歩を踏み出している。彼は給料なしでカンボジアと2年半の契約を結んだ。メルボルンに生活拠点を置いているため、カンボジアのチームとスタッフとは週に1度、ビデオ会議という形で参加している」

 また、本田は2011年に行われたAFCアジアカップでスターの座を確固たるものとしたと説明しており、本人のコメントも紹介。「カンボジアのチームに一つの明確なスタイルを確立させるために手助けしたい。世界の外側からこの国を発展させようと思っている」と、カンボジアの強化に意欲を示していた。

 本田は先月10日のマレーシア戦で初めてカンボジア代表の指揮を執るも、1-3で敗戦を喫しており、今月12日の東ティモール戦(2-2)、16日のシンガポール戦(1-2)は監督不在のなかで行われ、いまだ勝ち星のない状況が続いている。しかし、本田にとって指導者としてのキャリアは始まったばかりで、これから注目度は一層高まっていきそうだ。


(Football ZONE web編集部)