エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

写真拡大

権威ある米野球専門誌が絶賛、開幕直後の二刀流の活躍も「離れ業」と評価

 ア・リーグ新人王の有力候補に挙げられているエンゼルスの大谷翔平投手。権威ある米国の野球専門誌「ベースボール・アメリカ」では、2018年シーズンのメジャー全体の新人王に堂々選出されたが、指名打者としても“ルーキーベストナイン”に選ばれている。

 二刀流でセンセーションを巻き起こした大谷は「一刀流」でもルーキーナンバーワンの評価を手にした。「2018MLBオール・ルーキーチーム」という特集では、メジャー30球団から各ポジション最高のルーキーとして野手9人、投手6人を選出。大谷は指名打者として、新人ベストナインに入った。

「オオタニは器用なまでに二刀流という離れ技をこなし、打者と投手で輝きを放ち、2018年ベースボール・アメリカの最優秀新人賞に選出される道を辿った。内側靭帯の損傷で登板は51回2/3に限定されたが、彼は怪我の後も打ち続けた。そして、メジャー最高の打者たちと互角の戦力となった。オオタニは二塁打21本、22本塁打、10盗塁をシーズン全体の2/3にも満たない中で記録した。彼の.925というOPSはルーキー全体でトップなだけではなく、350打席以上のメジャー全選手で9位なのだ」

 寸評では「打者・大谷」の活躍にこのように言及。右肘故障の離脱期間があり、開幕直後は投手としての登板前後で休養日を設けていたため打席数は限られたものの、OPS (長打率+出塁率).925という優秀な数字を記録したことを高く評価している。

 なお、同誌が選出した「2018MLBオールルーキーチーム」は以下の通りとなっている。

捕手 ホルヘ・アルファロ(フィリーズ)
一塁 ルーク・ボイト(ヤンキース)
二塁 ジョーイ・ウェンドル(レイズ)
三塁手 ミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)
遊撃手 グレイバー・トーレス(ヤンキース)
外堅手 ハリソン・ベイダー(カージナルス)
外野手 ロナルド・アクーニャJr(ブレーブス)
外野手 フアン・ソト(ナショナルズ)
指名打者 大谷翔平(エンゼルス)
投手 ウォーカー・ビューラー(ドジャース)
投手 ジャック・フラハーティ(カージナルス)
投手 ブラッド・ケラー(ロイヤルズ)
投手 ハイメ・バリア(エンゼルス)
投手 デレク・ロドリゲス(ジャイアンツ)
救援投手 セラントニー・ドミンゲス(フィリーズ)(Full-Count編集部)