Amazonが2018年秋のハードウェア新製品発表会を行いました。発表されたのはすべてAIアシスタント「Alexa」を活用する製品で、AIスピーカーのEchoシリーズだけでなく、カメラやスマートコンセント、電子レンジ、掛け時計まで含まれています。

◆01:第3世代Echo Dot

Echoのエントリーモデル「Echo Dot」の第3世代が登場。

Echo Dot (3rd Generation) | Alexa-enabled Bluetooth Speaker



円筒形の側面をスピーカーでぐるりと囲むデザインになっています。



第3世代Echo Dotの使い勝手は以下のムービーで確認できます。

Amazon Echo 2018: New Echo Dot 3rd Generation - YouTube

第3世代Echo Dotは日本でも、2018年10月30日に税込5980円(送料無料)で発売されます。

Amazon.co.jp: Echo Dot (エコードット) 第3世代 (Newモデル) - スマートスピーカー with Alexa、チャコール: Kindleストア



◆02:Echo Auto

車載用のAlexa端末「Echo Auto」が登場しました。

Echo Auto - The first Echo for your car



Echo Autoは平べったい筐体。



自動車のダッシュボードに置いて使うことが想定されています。Alexa端末を家庭に導入している場合、車内からの各種命令が可能になります。



Echo AutoはAmazon.comで49.99ドル(約5600円)で発売予定で、記事作成時点ではセール価格で24.99ドル(約2800円)となっています。ただし、日本への発送には対応していません。

◆03:第2世代Echo Show

ディスプレイ付きのAlexa端末「Echo Show」は第2世代へと進化しました。

Amazon.com: All-new Echo Show (2nd Gen) - Premium sound and a vibrant 10" HD screen - Sandstone: Amazon Devices



ベゼル幅が狭まった第2世代Echo Showは、背面がファブリック素材へと変更されています。



第2世代Echo Showは日本でも2018年12月12日に税込2万2480円で発売予定。記事作成時点では、PhilipsのHueランプのセットも税込2万2480円とお得な価格で予約注文を受け付けています。

Amazon.co.jp: Echo Show (エコーショー)、ブラック + Philips Hue ホワイトグラデーション シングルランプ: Kindleストア



◆04:第2世代Echo Plus

縦長のEcho端末「Echo Plus」も2代目へと進化しました。

Amazon.com: All-new Echo Plus (2nd Gen) Bundle with Philips Hue Bulb - Sandstone: Amazon Devices



スリムだった第1世代に比べると、ずんぐりむっくりとしたデザイン。360度の側面スピーカーを搭載します。



音にこだわる第2世代Echo Plusは3インチのサブウーファー、0.8インチのツイーターを内蔵します。



第2世代Echo Plusは、日本のAmazonでも2018年10月30日に税込1万7800円(送料無料)で発売予定。記事作成時点ではPhilipsのHueランプのセットも税込1万7800円とお得な価格で予約注文を受け付けています。

Amazon.co.jp: Echo Plus (エコープラス) 第2世代、チャコール + Philips Hue ホワイトグラデーション シングルランプ: Kindleストア



◆05:Fire TV Recast

セットボックス型のFire TV端末「Fire TV Recast」も新たに登場しました。

Amazon Fire TV Recast, Over-the-air DVR



Fire TV Recastは添え置き型のFire TV端末で、500GBの内蔵HDDにムービーを録画できます。また、Wi-Fiを通じて家庭内のAlexa端末にAmazonプライムビデオなどのムービーコンテンツを転送可能。このため、ディスプレイを搭載するEcho Showなどでムービー視聴が可能になります。



さらにFire TVアプリを使ってスマートフォンなどのモバイル端末へも映像を転送できます。



また、窓に貼り付けるタイプのHDアンテナもオプションで追加でき、アメリカのTV放送波を受信することもできます。



Fire TV Recastは229.99ドル(約2万5000円)で2018年10月14日にアメリカ限定で発売されます。

◆06:AmazonBasics Microwave

なんとAlexaは電子レンジにも投入されます。

AmazonBasics Microwave | Alexa Enabled - Amazon.com



「AmazonBasics Microwave」はAmazonBasicブランドの電子レンジで、Alexaによる音声操作が可能。



「Alexa、コーヒー1杯を温めなおして」という使い方が例示されていますが、実用的かどうかは不明です。



ちなみにポップコーンを作ることもできるようです。



「AmazonBasics Microwave」は2018年10月14日に59.99ドル(約6800円)で発売予定。日本でも発売されるかどうかは不明です。

◆07:Ring Stick Up Cam

2018年2月にセキュリティカメラのRingを買収したAmazonは、RingカメラにもAlexaを内蔵してきました。

Amazon.com: All-new Ring Stick Up Cam Wired HD Security Camera with Two-Way Talk and Siren, White, Works with Alexa: Amazon Devices



Alexa内蔵のセキュリティカメラ「Ring Stick Up Cam」



これまでのRingカメラと同様で、スマートフォンなどで遠隔からカメラ映像を操作できます。各種操作をAlexaを使って音声から入力できるようになったというわけです。



壁に設置することも可能。



「Ring Stick Up Cam」は2018年10月18日に179.99ドル(約2万円)で発売されます。なお、日本での発売予定は不明です。

◆08:Amazon Smart Plug

Alexa操作ができるAmazon純正のスマートプラグ「Amazon Smart Plug」が誕生しました。

Amazon Smart Plug | works with Amazon Alexa - Amazon.com



「Amazon Smart Plug」はコンセントに接続して電源のON/OFFを切り替えるスマートプラグ。Alexaを使って音声で操作できます。



一般的なコンセントに2つ挿し込めるデザインになっています。



Amazon Smart Plugで「Alexa、ライトを消して」という音声でほとんどのライトを消せるようになります。



「Amazon Smart Plug」は2018年10月11日に24.99ドル(約2800円)で発売予定。事前のリーク情報からイギリス版のAmazon Smart Plugの存在が判明していますが、記事作成時点で日本での発売は未定です。

◆09:Echo Sub

Echoスピーカーとペアリングできるサブウーファー「Echo Sub」が登場しました。

Echo Sub | Powerful subwoofer for Echo Devices - Amazon.com



なお、Echo Subについては以下の記事で確認できます。

Amazonの新製品「Echo Sub」と「Amazon Smart Plug」の情報が発表前に公開されてしまう - GIGAZINE



Echo Subは2018年10月30日に日本でも販売され、価格は税込1万5980円(送料無料)となっています。

Amazon.co.jp: Echo Sub (エコーサブ) - Echoシリーズ用サブウーファー: Kindleストア



◆10:Echo Input

アメリカではEchoの最廉価モデルとして「Echo Input」が新登場しています。

Echo Input | Bring Alexa to your own speaker - Amazon.com



Echo Inputoは平べったいデザイン。



Echo Dotよりも安価なEcho Inputは、部屋のあらゆるところに設置できそうなほどスリムです。



「Echo Input」はアメリカで34.99ドル(約3900円)で販売予定ですが、発売予定日は未定です。また、記事作成時点では日本の発売予定も不明です。

◆11:Echo Wall Clock

AmazonはAlexa内蔵の掛け時計「Echo Wall Clock」も発表しています。

Amazon.com: Alexa Gadgets: Amazon Devices & Accessories



「Alexa、宿題用に40分のタイマーを設定して」というような使い方ができる模様。



なお、Eco Wall Clockは29.99ドル(約3400円)で発売予定という以上の情報はなし。上記商品ページで登録すると、最新情報が届けられます。