中国メディアは、日本は7000を超える島を有し、そのうちの一部は本土から遠く離れた太平洋上に点在しており、これらの島が日本の海洋面積を拡大するうえで非常に大きな役目を果たしていると伝えた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・東方網は19日、「日本は、本当はどれだけの自国領の面積を持っているのか」とする記事を掲載した。

 記事は、「中国人は伝統的に、日本はアジアの東にあるとても小さな島国で、国土面積は約37万平方キロメートルと中国の省1つ分くらいしかないというイメージを持っているが、実際のところはどうなのだろうか」と疑問を提起した。

 そのうえで、「日本は四方を海で囲まれた島国であり、海域面積が日本の大きな構成部分になっている」とし、科学技術の進歩に伴い海洋開発が各国で重視されるなかで、日本は非常に広大な面積の領海や排他的経済水域を有していることを指摘。日本は7000を超える島を有し、そのうちの一部は本土から遠く離れた太平洋上に点在しており、これらの島が日本の海洋面積を拡大するうえで非常に大きな役目を果たしていると伝えた。

 そして、東京から1848キロ離れた日本最東端の島である南鳥島の存在により、その周囲30万平方キロメートルが日本の排他的経済水域になっていると説明。また、日本最南端で東京から1700キロあまり離れた沖ノ鳥島は大潮になると海面からわずか十数センチしか露出しないながらも護岸を強化するなどして島の存在を確保し、中国や韓国による「島ではない」との意見を受けながらもその周囲に広がる排他的経済水域を守っているとした。

 記事は、「日本が現在持っている海洋面積はすでに400万平方キロを超えている。しかし依然として、さらに拡張できそうな海域を全力で取りにかかろうとしているのである」とし、中国や韓国との間で繰り広げられる島の領有権や大陸棚を巡る対立が、領海や排他的経済水域の確保、拡大を目的とするものであるとの見解を示している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)