采配デビューが近づく“代表監督”本田。その視線の先に見据えるものとは──。(C)REUTERS/AFLO

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 プロサッカー選手としての本業だけでなく、ビジネスや慈善活動などさまざまな分野へと活躍の場を広げている本田圭佑。現在はカンボジアに滞在し、実質的に「GM兼監督」を務める同国代表チームで指導にあたっている。今週月曜日に現地入りし、翌日からさっそくチーム練習に参加。9月10日に行なわれるマレーシアとの親善試合に向けて急ピッチでの調整を続けているのだ。
 
 そんななか、本田は9月7日に自身のツイッターを更新。以下のように綴っている。
 
「今カンボジアで、昨日子供達がアスファルトでサッカーをしてんのを見てん。よう分からんけど、めっちゃ切ないねん」

 
 なんとも意味深だ。サッカーをする環境が整っていないため、その現状を嘆いているように聞こえる。一方で英文では「They made me nostalgic」とも記しており、直訳すれば「彼らを見て郷愁にかられた」。どこか懐かしい風景を目の当たりにし、感傷に浸っているようにも取れる。この点については投稿欄でも意見が分かれているようだ。
 
 いずれにせよ、本田GMはカンボジアを心の底から愛している。先月の就任会見では、「カンボジア・サッカーのスタイル確立」と「カンボジアの素晴らしさを世界に伝える」というふたつの目標を掲げた。はたして2年の契約期間のなかで、今後どんな立ち居振る舞いを見せていくのか。まずは月曜日のマレーシア戦での采配に注目だ。