韓国女子代表は、なでしこジャパンと対戦し1-2で敗れて決勝進出を逃した【写真:AP】

写真拡大

アジア大会準決勝で日本に1-2敗戦 終盤にオウンゴール献上のDFが突っ伏して涙

 インドネシアで開催中のアジア大会女子サッカー準決勝が28日に行われ、韓国女子代表はなでしこジャパン(日本女子代表)と対戦し、1-2で敗れて決勝進出を逃した。

 後半に痛恨のオウンゴールを献上した韓国DFイム・ソンジュが試合直後に号泣。韓国メディアはファンの反応を伝え、「よくやったよ」「泣かないで」と擁護の声が上がっている。

 試合は前半5分、左サイドからのスローインを受けたMF有吉沙織が左足で最終ライン背後にボールを出すと、FW菅澤優衣香が抜け出し、右足アウトサイドでゴール右隅にシュートを決めて日本が先制。対する韓国は後半23分、右サイドからのクロスになでしこリーグ1部INAC神戸レオネッサ所属のMFイ・ミナが頭で合わせ、スコアを1-1の振り出しに戻した。

韓国にとっての悲劇が起きたのは同41分だった。日本が右サイドからクロスを上げると、ファーサイドで菅澤がヘディングで中央に折り返す。これに対応したイム・ソンジュが、頭でクリアを試みるも失敗し、まさかのオウンゴール。結局、これが決勝点となり韓国は1-2と敗れて決勝進出を逃した。

 韓国メディア「ET NEWS」は「イム・ソンジュは自分のオウンゴールでチームが敗れ、涙を流した」と号泣している写真とともに速報。その一方でファンの反応として「最後まで何があるか分からない」「よくやった」「選手が一番つらい」「大丈夫、泣かないで」などのコメントも紹介している。

 決勝点献上のイム・ソンジュはピッチに突っ伏して悔しさを露わにしたが、味方に支えられて会場を後にした。目標にしていた金メダルを逃す形となった韓国女子代表だが、ファンは温かい反応を見せている。(Football ZONE web編集部)