エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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投打にわたりリーグ平均を大きく上回る成績

 メジャーは現在オールスター休みの真っ只中。19日(日本時間20日)からは後半戦がスタートし、ペナントレースはいよいよ本格化する。

 球界を代表するスター選手たちがワシントンDCで行われるオールスターに参戦する合間に、米テレビ局「CBSスポーツ」公式サイトは「2018年前半戦に見る6つの注目」という特集記事を展開。メジャーで注目すべき6つのポイントの1つとして、今季から海を渡ったエンゼルス大谷翔平投手の名前が上がっている。

 特集では「マイク・トラウトは信じられない素晴らしさ」「ナショナルズが大ピンチ」など前半戦の米球界で際立った話題と並び、24歳・二刀流を「ショウヘイ・オオタニは待った甲斐があった」と選出。「オオタニは期待値に見合う活躍をしただけに留まらず、それを上回ってみせたのだ」と絶賛し、前半戦の投打成績を紹介している。

 前半戦の成績を見ると、打者・大谷は45試合、157打席で打率.283、7本塁打、22打点。投手・大谷は9試合に先発して4勝1敗、防御率3.10という数字を残している。記事では、打者としての傑出度を測るOPS+が146、投手としての傑出度を測るERA+が132と、リーグ平均を示す数値(100)を大きく上回っていると指摘。投打いずれの部門においても、大谷と同等あるいはそれ以上の成績を残している選手は「すべて打者か投手かのどちらかに専念しておるが、オオタニは両方を同時にこなしている」と、誰にも真似できない二刀流の才能を称えている。

 右肘内側側副靱帯を損傷した大谷は、現在、打者限定での戦列復帰となっている。19日(同20日)に再び検査を受けることになっており、投手としての練習再開への許可が下りるか否かに注目が集まっている。特集でも「オオタニがすぐにでもマウンドに復帰してくれたらありがたいのだが。彼は天才なのだから」と待ち焦がれるほど。開幕前は懐疑的な声が多かった大谷の二刀流挑戦だが、今では多くの人がその活躍を待ちわびているようだ。(Full-Count編集部)