15日、フジテレビ「ジャンクスポーツ」では、様々な競技のアスリートが自身にまつわるクイズを出題する「アスリートクイズSP」を放送。その1人として、レーシングドライバー・中嶋一貴がゲスト出演し、衝撃の失態を犯した自らのF1デビュー戦を振り返った。

今年6月のル・マン24時間で総合優勝を成し遂げた中嶋が出題したのは、2007年のF1デビュー戦について。当時のF1ブラジルGPに臨んだ中嶋は初のF1ピットストップで信じられないハプニングを起こしている。それは自分のチームのピットクルーをひいてしまうというものだ。

ピットストップ時、決められた位置に停車できず、勢い余って前方にいたクルーの足を払うようにオーバーしてしまった中嶋。このレースでは10位完走を果たしたが、スタジオで当時のVTRが流れると「あんまないですね」と苦笑い。

続けて「ピットの道路って制限速度があるんですよ。普段は60kmなんですけど、レースだけ100kmに変わるんですよ。急に速くなったところを普段通りに止まろうとしたら車は急に止まれないですね」とおどけてみせた。

また、クルーをひいてしまった瞬間は「頭真っ白、やっちまったって感じだったんですけど、人間飛んでったじゃないですか。『終わったわ、これ』と思ったんですけど、普通に代わりの人が出てきてタイヤ換えて(ピットを)出てけって。もう出て行くしかないじゃないですか」という中嶋は、「出てったらタイヤも壊れてなかったので最後まで走るしかないですよね」とも語っている。