大学ではトップクラスの実力を持つ三笘(左)と旗手(右)。川崎に加入するまでの2年でさらなる成長が期待される。(C)Getty Images

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 川崎フロンターレは7月13日、2020年度の新加入選手として三笘薫(筑波大)と旗手怜央(順天堂大)の加入が決定したと発表した。

 三笘と旗手は、2020年の東京五輪を目指すU-21日本代表に選出された経験を持つ有望株。現在はともに大学3年生だが、最終学年を迎える前に異例の入団内定がリリースされる形となった。

 三笘は川崎U-18出身の生え抜きプレーヤー。繊細なタッチと緩急自在のドリブルが魅力のレフティで、6月に行なわれたトゥーロン国際大会でもU-21日本代表の一員としてゴールを奪って強烈なインパクトを残した。

 一方、旗手は静岡学園高出身のアタッカー。PL学園で甲子園に出場した経験を持つ父から譲り受けた運動能力は折り紙付きで、フィジカルの強さとアジリティには特筆すべきものがある。また、最前線からサイドハーフをカバーできるポリバレント性も魅力で、関係者の間では大学1年時から注目を集めていたタレントだ。

 プロ入りが内定したふたりは、クラブを通じて以下のコメントを出している。
「この度、川崎フロンターレに加入することになりました三笘薫です。小さいころからの夢であったサッカー選手にこの育ててもらったクラブでプロになれることを大変嬉しく思います。両親をはじめ、自分に関わって下さったすべての方々に感謝したいと思います。アカデミーからお世話になったこのクラブにしっかりと恩返しができるように頑張りたいと思います。まずは大学でしっかりと結果を残して、2年後に向けてしっかりと精進したいと思います。よろしくお願いします」(三笘)

「この度、川崎フロンターレに加入することになりました旗手怜央です。今まで支えてくれたすべての方々に感謝し、これからも謙虚に自分らしく頑張ります。サポーターの皆さん、よろしくお願いいたします」(旗手)

 昨季はJ1を初制覇、今季もリーグ戦で3位に付けている川崎に頼もしいふたりが加わった。彼らが2年後にどのようなプレーを見せるのか、今から注目が集まる。