クリスティアーノ・ロナウドとアリ・ダエイ【写真:Getty Images】

写真拡大

ロナウドの代表通算84得点は歴代2位タイ、1位のダエイ氏までは25点

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会、グループリーグ屈指の注目の一戦、ポルトガル-スペインで、ポルトガルFWクリスティアーノ・ロナウドはハットトリックを達成。ロナウドはこれでポルトガル代表として通算84得点。ハンガリーの伝説的プレーヤー、フェレンツ・プスカシュ氏に並び、歴代2位タイに浮上した。

 ロナウドの記録で再び脚光を浴びているのが、代表最多記録(109得点)をもつ、元イラン代表のアリ・ダエイ氏だ。日本を何度も苦しめたことでもおなじみの、アジアのレジェンドがスペイン紙のインタビューに登場。ロナウドについて、そして自身が持つ記録について語っている。

 ダエイ氏が登場したのはスペイン紙「マルカ」だった。まずロナウドについてこう言及している。

「私の意見ではクリスティアーノは世界の歴史で3本の指に入る選手だ。何年もメッシと競い合っているのを見てきた。もしCR7が世界NO1でなければNO2だ、とは言えるだろう」

 ロナウドは3得点で84ゴールに到達。まだ25点の“リード”があるが、このままゴールを重ねていけば、自身の記憶に並び、そして塗り替える可能性がある。

「記録は奪われるためにある」「喜んでおめでとうと伝えるよ」

「記録は奪われるためにあるものだし、そう思うよ。きっとね。フットボールではあらゆることが可能だ」

「そんなにすぐではないだろうね。ただ、もう一度言うけど記録は奪われるためにあるものだし、ロナウドの試合の数を私の時代と比べることはできない。ロナウドはポルトガルで強いチーム相手に得点しているし、私の意見では、彼のしていることの価値は我々がプレーしていたフットボールのレベルよりももっと重いものだ」

 ダエイ氏は欧州の強豪相手に、ロナウドが積み上げてきたゴールの価値を称賛している。

「喜んでおめでとうと伝えて、フィールドでの互いの経験を共有できればと思うよ」

 もし記録が塗り替えられたら?という質問に対して、こう答えているダエイ氏。38歳まで現役を続け、積み上げた109得点。現在33歳のロナウドがいつか並び、塗り替えるのか、イランの英雄は興味深く見守っている。(THE ANSWER編集部)