実際に使って感じた、新車を買うなら絶対に付けておくべき便利な装備8選
購入車種に設定があるなら装備したほうがいいものばかり
ものすごい速さで日々進化していくクルマの装備。各メーカーが競い合うように、いろんなものが登場していますよね。でも、だからこそ、クルマの発売時期がほんの1〜2年、いや半年違っただけでも、「当然ついてると思った装備がついてない!?」なんて事態になりがちです。国産車と輸入車でも装備の充実度は変わってくるし、似たような装備でも後発の方がより使いやすくなっていたり、数が増えていたり、そうした差も生まれやすくなっています。
じつは私も、国産ミニバンから輸入ミニバンに買い換えたら、国産車では当たり前のようについている装備がついていなくて、不便になっちゃった〜なんて経験をしたばかり。でも逆に、国産ミニバンにはなかった装備を輸入ミニバンで使ってみて、こりゃ便利だわと実感したり。そんな体験を踏まえて、絶対につけたほうがいい装備を厳選してみたいと思います。
1)スマートキー
まずは、当然ついてると思ってた〜となりがちな「スマートキー」。いちいちバッグから鍵を出さなくても、指1本でドアロック解除/施錠ができて、エンジンもプッシュボタンでスタートできるものです。メーカーによって名称は変わりますが、トヨタなら「スマートエントリー」と呼ばれている装備
これが車種やグレードによって、ドアロックだけは指でできても、エンジンをかけるときに鍵を挿さなければいけないタイプだったり、バックドアだけ鍵での操作が必要だったりと、まだマチマチなので要注意。鍵をバッグやポケットに入れておけば、乗り降りから走行までまったく鍵を出さずに済むタイプが理想的です。とくに小さな子どもと出かけることが多い人には、鍵の出し入れから解放されるだけで、かなりストレスが軽減するのでオススメ!
2)電動パワースライドドア
そしてスライドドアのクルマを買うときに、このスマートキーとセットで絶対につけておきたいのが、電動開閉機能(パワースライドドア)です。ハッキリ言ってスライドドアは、手動か電動かで便利さは雲泥の差。子どもを抱っこしながら、重い荷物を持ちながら、手動でスライドドアを開け閉めするのってかなり大変なんですよね。
平面ならまだしも、ちょっと傾斜のある場所だと余計に力が必要となるし、雨の日に傘をさしながらとか、雪の日にグローブをしたままとか、とっても開け閉めしにくいものです。閉めるときに力を入れすぎてバタンッなんて大きな音がするのも、深夜などちょっと近所迷惑になる場合も。軽自動車などではまだ両側パワースライドドアがオプションだったり、片側だけパワースライドドアになるグレードも多いのですが、ここは少し奮発してでも両側パワースライドドアにしておきたいところです。
3)LEDヘッドライト
続いて、エクステリアでつけておきたいのはLEDヘッドライト。これは省電力だからとか、高寿命だからという実用性の問題よりは、見た目がキレイで洗練された印象になることや、これから5年、10年乗り続けることを考えた場合に古臭くなりにくい、という理由のほうが大きいかもしれません。新しく登場するクルマは明らかにLED化が進んでいて、もしかすると数年後にはハロゲンライトなんて絶滅、なんて可能性も無きにしもあらず、ですよね。できれば、暗い場所で自動的にライトが点灯する「オートライト」や、カーブなどでドライバーの目線に合わせて自動で照射範囲が変わる「コーナリングライト」も一緒につけておけば完璧です。
4)全車速追従機能付きクルーズコントロール
そしてもうひとつ、最近のトレンドでもある先進運転支援技術では、「全車速追従機能付きのクルーズコントロール(ACC)」は必須。まだ車種によって、30km/h以上からしか追従しないとか、一度停止するともう一回スイッチで設定し直さないと作動しないものとか、使い勝手の差が大きいこの装備。さまざまなタイプを試しましたが、正直なところ全車速追従タイプでなければ、あんまりついている意味がありません。高速道路だからといって、いつもスイスイ走れるわけではないし、ノロノロ渋滞の時こそACCが使えたら助かるのに、と思うことの方が多いんですよね。スバルのアイサイトのように、停止保持も走行再開もできるタイプは、その快適さと安心感が病みつきになりますよ。
ただ、同時に増えてきているステアリングアシストは、まだ挙動がギクシャクしたり、ドライバーの意思とズレたアシスト操作で違和感を感じたりするものが多く、人によっては恐怖を感じたり、イライラしたりしがち。今は無理してつけなくてもいいのではと思います。
ママ目線でオススメは「後席の左右独立スライド&折り畳み機能」
5)シートメモリー
それでは室内の装備に移りましょう。家族2〜3人で同じクルマを使う場合に、とっても便利なのが「シートメモリー」。私も以前の国産ミニバンにはなかったので、初めて使ってみてその良さを実感しています。夫と私のシート位置やミラーの角度って、当たり前だけどぜんぜん違うんですよね。
運転を交代するたびに、いちいち合わせ直すのがけっこう面倒だし、急いでいるときに直し忘れていたりすると、危ないことも。
でもシートメモリーがあれば、各自の最適なシート位置とミラー角度がスイッチ一つで再現できるので、とってもスムース。もうすぐ発売される新型フォレスターでは、顔認証でのメモリー機能が搭載されると話題ですが、それだとシート位置とミラー角度に加えて、前回乗ったときのエアコン設定も覚えててくれるようなので、さらに便利そうですよね。
6)後席の左右独立スライド&折り畳み機能
そしてお次はママ目線でのオススメ、「後席の左右独立スライド&折り畳み機能」です。ミニバンでは当たり前の装備なんですが、軽自動車やコンパクトカーではまだ後席一体式スライド&折り畳みのタイプもあるし、SUVやセダンではスライドそのものができない、というクルマもたくさん。
でもチャイルドシートを装着する場合などはとくに、後席が左右別々に前後スライド&折り畳みできると助かる場面がいっぱいあります。荷物が多い時には片側だけ倒して積み込めるし、ママと赤ちゃんだけで出かけるときに、運転席の近くに寄せてお世話しやすくできるのも大助かり。子どもを迎えに行って、自転車も積んで帰るなんてときにも、片側だけ倒せると便利ですよね。買うときには、後席の機能も忘れずにチェックするべし、です。
7)スマホ連動機能
続いて、家でもどこでもスマホがないと成り立たないこのご時世。クルマでももちろん、あった方が絶対に便利なのが「スマホ連動機能」です。最近は置いておくだけで充電できるトレイがつくクルマも増えてきましたね。
Bluetoothなどで連携できて、ナビ画面で音楽や電話、メール送受信などが直接操作できる「Apple CarPlay」といった機能がついていれば、最強。万一のときのエマージェンシーコールができるタイプもあって、安心ですよね。
8)USBジャック
そしてそれに付随して、欠かせない装備が「USBジャック」。すでに1台に2個以上ついているのが当たり前になって、セレナなんて3列目シートにまでUSBがつけらるほどです。
思えば長いことクルマについていたACソケットって、使わなくなりましたね〜。スマホもタブレットもゲーム機も、USBがあれば事足りますからね。これからは、車内にUSBが何個ついているか。さらには急速充電対応タイプかどうか。そんなことが問われる時代になりそうです。
というわけでご紹介してきた装備の数々。本当に、これだけは絶対につけた方がイイと、実感込めてオススメしたいものばかりなので、ぜひ購入時にはチェックしてみてくださいね〜。