中村俊輔が語った磐田の現在地。課題は「最後のところの正確性」一方で手応えを得たのは…
「ホームなので勝ちたかった」
スコアレスに終わった”静岡ダービー”での引き分けに、磐田の中村俊輔が率直な気持ちを語った。
後半に盛り返し、71分に荒木大吾、76分に小川航基を投入して２トップにシステムを代えた磐田は、清水を押し込んで何度かチャンスを作った。しかし、「最後のところの正確性だったり、ほんのちょっとずれたりとか」（中村）とフィニッシュの局面で精度を欠いてゴールを奪えず。ホームゲームで勝点１を得るに止まっている。
なぜ、ゴールまでのあと一歩が埋められなかったのか。その問いについて中村は、「特にセンタリングのところなんですが、そこらへんは個の部分もありますが、合わせていかないといけないところもありますね」と改善点を挙げた。個々の能力だけでなく、コンビネーションも、まだまだ不足していると言いたかったのだろう。
とはいえ、試合内容については、「積み上がっていることは積みあがっているので、一歩一歩進んでいると思います」とチームとしての成長にある程度の手応えを感じている。
この試合は、今季リーグ戦で３試合目の無失点。昨季にリーグ最少失点を誇った磐田の堅守が蘇りつつあることを感じさせた。あとは中村が言う「最後のところの正確性」が上がってくれば、勝ち星も増えていきそうだ。
