【MLB】大谷翔平がチーム救世主に!? 米メディア言及「エンゼルスの見方が変わる」
米ラジオ局で解説の元新人王も感心「1週間に一度のペースでこの結果を残すなら」
1日(日本時間2日)、敵地でのアスレチックス戦でメジャー初先発初勝利を飾ったエンゼルス大谷翔平投手。2回にチャップマンに3ランを浴びたが6回3安打6奪三振3失点の好投を見せた。最速160キロの直球に宝刀スプリットを駆使し立ち直った右腕に、現地の解説者からも「手に負えない程の直球の質」と称賛の声が上がっている。
初回からエンジン全開だった。先頭・セミアンをスプリットで空振り三振を奪うと、2死から3番オルソンへの初球で最速160キロを計測。2点リードの2回にチャップマンには逆転3ランを浴びたが、そこで崩れなかった。3回を3者凡退、4回も四球で走者を許したが後続を打ち取り無失点。5、6回も再び3者凡退で締める好投だった。
序盤は力のある直球で押し、中盤からはスライダー、スプリットを織り交ぜる組み立てで立ち直りを見せた内容に、米ラジオ「MLB Network Radio on SiriusXM」でも歓喜の声が上がった。実況は「全体的に彼の今日の登板は圧倒的でした。彼は(彼自身を)誇りに思うべきです」と大谷の投球を称賛。
オープン戦では痛打を浴びていた直球は最速160キロを計測し、高めのボールで何度も空振りを奪った。実況は狙いやすい高め中心の配球だったにも関わらず、相手打者が苦戦した様子に「手に負えない程の直球の質」「ほとんど攻略ができていませんでした」と伝えている。
開幕前には大谷には賛否の声も上がっていたが、メジャー初登板で見せた圧巻の投球に、米メディアの評価は一変した。解説を務める元ドジャース二塁手で1982年の新人王スティーブ・サックス氏は、「もし1週間に一度のペースでこのような結果を彼が残すなら、エンゼルスの今後に対する世間の見方が変わることでしょう」と、大谷がチームの救世主になる可能性があることも言及している。
2014年以来プレーオフ進出から遠ざかっているエンゼルスだが、大谷の加入がチームの命運を変えることになるのだろうか。(Full-Count編集部)