【MLB】オープン戦で奇跡の一打 “ホールインワン”に米騒然「7点の価値はある」
インディアンス内野手レフスナイダーが“曲芸”打撃を披露
メジャーのオープン戦で、まさかの奇跡が起きた。22日(日本時間23日)に行われたパドレス戦で、インディアンス内野手のロブ・レフスナイダーが放った飛球が中堅フェンスに空いた穴に“ホールインワン”した。
1-0で迎えた4回。2死一塁で打席に立ったレフスナイダーのバットが、パドレス先発ルチェシの投じた球を捉えた。グングン伸びた大きな打球はセンター方向へ一直線。中堅を守るマーゴットがフェンスの跳ね返りを警戒して構えると、頭上を超えた打球はそのままフェンス中程にある「410」という文字の真上に空いたカメラ用の穴にスッポリ入って消えてしまった。まさかの出来事に一瞬慌てたマーゴットは、本塁方向を振り向き、両手を挙げて消えたボールをアピールするしかなかった。結局、この一打は球場特別ルールで二塁打と判定された。
これには中継陣もビックリだ。試合中継していた地元ラジオ局の実況アナは「打球はセンターに飛んだ。かなり伸びている。マーゴットが見上げた。ボールは…んっ? ホームランでしょうか? どうやら二塁打のようです。なんとフェンスに書かれた410フィート(約125メートル)の文字の真上に穴が空いていて、レフスナイダーの大飛球は穴に飛び込んでしまいました!」と、珍事に爆笑し始めた。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」でも、見事なホールインワンを紹介。試合後、インディアンスのフランコナ監督は「今日彼は宝くじを買うべきだね。最初はどこに行ったのか分からなかったよ。なかなかの腕前だ」と大喜びだったという。
対戦相手パドレスの実況を務めるジェシー・アグラー氏も自身のツイッターで奇跡の一打を動画つきで紹介。すると、ファンは「これは7点くらいの価値があるだろ」「ワオ、だから野球が好きなんだ」「ホールインワンだ! 記録はイーグルで」「ランディ(ジョンソン)の球が鳥に当たったこと以上に感心するよ」「今まで見た中で最高にクレイジー」と驚愕のコメントを寄せた。
開幕ロースター、そしてレギュラー獲りを目指すレフスナイダーにとって、これが開運のホールインワンになるかもしれない!?(Full-Count編集部)