日本早期導入を希望! アウディA6がフルモデルチェンジ
全車マイルドハイブリッドを採用!
アウディは、8代目となる新型アウディA6を発表した。新型はデジタル化、快適性、スポーツ性の面において充実した装備を備えたラグジュアリークラスのニューモデルだ。
エクステリアは、A8や先日登場したばかりのA7スポーツバック同様のデザイン言語を体現したスタイル。長いボンネットとロングホイールベース、短いオーバーハングの絶妙なバランスのボディラインに仕上げた。また、シングルフレームグリル、水平基調のヘッドライトやダイナミックなエアインテークにより、スポーティなテイストをプラスするとともに、サイドの3本のラインがワイド&ローな印象を強めている。ホイール上部のボリュームはアウディ・クワトロのDNAを感じさせるルックスだ。
ヘッドライトデザインはアウディの革新的な技術を注ぎ込んでおり、3種類のバージョンを設定した。フロントエンドが長く見える5本のラインや、また瞳のようなロービームモジュールを組み込むことで印象的な目元に仕上げている。そのほか、9つに分割されたデザインのブレーキランプはオプション設定となる。ドアの開閉時にライトが脈動して光るカミングホーム/リービングホーム機能を備え、お洒落な演出が用意されている。
インテリアは、ブラックを基調とした流線形のラインと水平ラインのパネルによって美しさかつ広さを表現する。また、センターコンソールには運転席に向けて角度がつけられたMMIタッチレスポンスのディスプレイを設置。ラックパネルにアルミニウムトリムのアクセントをあしらうとともに、イグニッションOFFで、ディスプレイレスとなる未来的なデザインとしている。さらに、空気抵抗の低減と優れた音響性能により静粛性が向上したほか、後部座席の足元のスペースを先代よりも確保し、より快適な空間を作り上げた。
今回の注目装備の1つであるフルデジタルMMIタッチレスポンスシステムは、ユーザープロファイルによってドライバーの好みの設定を記憶し、お気に入りボタンで簡単に自身の好みの設定を呼び出すことができる。また、日常会話対応のボイスコントロールなども備える。オプション設定となるMMIナビゲーションプラスでは、走行したことのあるルートに対する学習機能が備わっているほか、オンラインで提供されるルートガイダンスや、アウディコネクトオンラインサービスによって道路標識やハザード情報などを受け取ることが可能である。
安全性能では、機能が一新されたドライバーアシスタンスシステムが備えられている。年内に搭載予定のパーキングパイロットとガレージパイロット機能が含まれる「パークアシストパッケージ」、新しい交差点のアシスト機能が含まれた「シティアシストパッケージ」、走行車線を維持するためにステアリング操作をサポートする「アクティブクルーズアシスト」と、エコ運転を促進してくれる「エフィシエンンシーアシスト」を含む「ツアーシステムパッケージ」の3種類の安全装備パッケージを設定している。
新型A6に搭載される全エンジンには、マイルドハイブリットであるMHEVテクノロジーが組み込んでいる。55〜160km/h間でコースティング走行ができるなど、100kmあたり最大0.7リットルの燃料費の削減を実現した。しかし、環境に配慮しながらも、市街地では取り回しの良い走りを、ワイディングではきびきびとした走りを、そして高速道路では快適な走りを可能とした、革新的なサスペンションによって、先代モデルよりもスポーティかつ安定したハンドリングが楽しめる仕様に仕立てられている。
なお、搭載するエンジンはTFSIとTDIの2種類(欧州仕様)。ガソリンユニットの3.0TFSIはターボチャージャー付V6エンジンで、最高出力340馬力、最大トルク500・mを発揮。3.0TDIは最高出力286馬力、最大トルクは620N・mを発揮する。
アウディA6セダン50TDIのベース価格は、58,050ユーロ、日本円にしておよそ750万円。ドイツで2018年6月から販売が開始される予定とのことだ。