カブス・上原浩治【写真:Getty Images】

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新天地カブスで過ごした1年、シーズン終盤は「苦しかった」

 プレーオフ敗退によって今シーズンを終えたカブス上原浩治投手が23日、自身のブログを更新し、今季の報告と来季への思いを綴った。

 42歳となった今季、レッドソックスから昨季ワールドシリーズ王者のカブスへと移籍した右腕は救援の柱として期待を寄せられたが、9月2日の登板を最後に体調不良で離脱。その後、懸命にリハビリを続けたものの、プレーオフでの登板機会は巡ってこなかった。

 今季レギュラーシーズンでは49試合に登板し、3勝4敗、14ホールド、2セーブ、防御率3.98の成績で終了。シーズンを終えた上原は「遅くなりましたが、2017年シーズン、応援ありがとうございました!!」と感謝の言葉を綴り、新天地で楽しい1年を過ごしたことを振り返っている。

 一方、離脱したシーズン終盤については「苦しかったのが本音かな」とし、「よく分からない病気? たぶん、感染症だったと思います」と告白。「かなりストレスの溜まった時期だった」と綴った。

 また、来季については「白紙の状態」とした右腕。「話があれば嬉しいことですが、やっぱり年齢がネックなんで、どうなるのか…。もし無ければ、終わりってことになるだろうね」と現役続行への意欲とともに引き際への“覚悟”もにじませた。

 今季は計43イニングを投げ、奪った三振は50個。9イニング当たりの奪三振率は10.47と、コンディションが万全な時はいまだ切れ味鋭い投球を見せている。来年4月に43歳を迎える右腕はどのような立場で来季を迎えるのか。これまで輝かしい成績を刻んできた上原の去就が注目される。(Full-Count編集部)