韓国代表は8月31日にホームで行ったW杯アジア最終予選のイラン戦を0-0で引き分けた。勝ち点1を積み上げて2位をキープしたが、敵地で行うウズベキスタンとの最終節に敗れれば、予選4位でW杯出場を逃す可能性があり、予断を許さない状況が続いている。

 チームのピリピリムードは報道陣とのやり取りでも感じ取れる。韓国『東亜日報』によると、FC東京や大宮でのプレー経験も持つ主将DFキム・ヨングォン(広州恒大)が、試合後の記者とのやり取りで「練習の時に詳細な戦術を話し合いたかったが、会場の歓声がすごくて意思疎通が出来なかった」などと発言。これがサッカーファンの怒りを買い、現地で騒動になっているのだという。

 一夜明けた1日、キムはチーム関係者を通じて「頭の中が混乱していて言葉を間違えた。申し訳なく思い、とても後悔している。応援してくださったファンに謝罪したい」と前日の発言を撤回。大韓サッカー協会(KFA)の公式サイトに掲載されたインタビューでも「競技場に来てくださった方はもちろん、中継を見ながら応援してくださったすべての皆さんに感謝したい」と沈静化を求めている。


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