池江璃花子(写真:ゲッティ)

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20日放送、TBS「S☆1」では、元水泳日本代表の松田丈志が、リオデジャネイロ五輪で5位入賞した池江璃花子にインタビュー。日本選手権で女子史上初となる5冠を達成した池江の強さの秘密を探った。

1つ目の強さの秘密は、食事だ。池江は週に6日、1時間の陸上トレーニングと2時間の水中練習を欠かさず行っている。体重が2キロ以上落ちることもあるという激しいトレーニングだけに、疲れすぎて食事をとれない選手もいるが、池江は行きつけの中華料理屋でチャーハンなど7品を平らげた。こうして成長期の体をつくる食事をしっかりとることが、強さにつながっているのだ。

2つ目の秘密は、母の美由紀さんが自宅のリビングにつくった雲梯(うんてい)だ。「ぶら下がることが脳の発達を促す」と、幼児教育の一環で用意した雲梯だが、池江は「腕の力とかはここで鍛えられている」と明かした。

生後半年で親の指に自力でぶら下がり、1歳半で逆上がりをマスターしていたという池江は、「ぶらさがって全身の力を抜くとすごくいろいろなところが伸びる気がする」と、ストレッチ感覚で雲梯にぶら下がることもあるという。この雲梯で、遠くのもの(水)をつかむ能力が鍛えられたのだ。

最後の強さの秘密は、トイレの中。ここには、リオ五輪の新聞の切り抜き記事が置かれている。わずか0.23秒差でメダルを逃したことを伝える記事を、毎日目に触れるところに置くことで、その悔しさを忘れないようにしているという。

直近では今月の世界ジュニア水泳選手権での優勝が目標。だがもちろん、2020年の東京五輪に目を向ける池江は、「一歩ずつでいいのでどんどん東京に向けて、水泳のピークを東京にできるだけ合わせていければ」と意気込んだ。