iPhoneの壁紙は黒いほうが省エネってホント? - いまさら聞けないiPhoneのなぜ
説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『iPhoneの壁紙は黒いほうが省エネってホント?』という質問に答えます。
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壁紙の色が消費電力に影響するかどうか、という主旨のご質問ですね? iPhoneの液晶ディスプレイはIPS方式ですから、電圧がゼロのとき透過率/反射率が最小となるため(ノーマリーブラック)、画面全体をすべて黒にしたほうが消費電力が減ることは確かです。
とはいえ、黒一色の壁紙を使用したところで節約できる電力はたかが知れています。駆動方式がどうかにかかわらず、バックライトが発する光をパネルで遮ることで表示を得ることが液晶ディスプレイにおける描画の基礎ですから、最大のiPhone 7 Plusでも5.5インチというディスプレイにおける透過率/反射率の違いが消費電力におよぼす影響はごくわずかです。この点は、画素自体が発光する有機ELディスプレイと大きく異なります(有機ELは発光する画素が少ない黒壁紙のほうが省エネです)。
消費電力に与える影響は、壁紙の色よりディスプレイの点灯時間や明るさ(輝度)のほうがはるかに大きいものです。点灯時間を短くするために自動ロックの時間を短くする、明るさの自動調節機能をオンにする、といった設定を施すほうが省エネには有効です。壁紙の色くらい自由に決めてかまわないのではないでしょうか?
ただし、ロック画面を押すと動き出す「Live壁紙」は、静止画の壁紙より電力を多く消費します。画面に奥行きを感じさせる視差効果をもたらす「ダイナミック壁紙」も、消費電力を増やします。この2つの壁紙の効果は、低電力モードがオンのときは無効になることからも、消費電力に多少の影響がある存在と考えていいでしょう。
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壁紙の色が消費電力に影響するかどうか、という主旨のご質問ですね? iPhoneの液晶ディスプレイはIPS方式ですから、電圧がゼロのとき透過率/反射率が最小となるため(ノーマリーブラック)、画面全体をすべて黒にしたほうが消費電力が減ることは確かです。
消費電力に与える影響は、壁紙の色よりディスプレイの点灯時間や明るさ(輝度)のほうがはるかに大きいものです。点灯時間を短くするために自動ロックの時間を短くする、明るさの自動調節機能をオンにする、といった設定を施すほうが省エネには有効です。壁紙の色くらい自由に決めてかまわないのではないでしょうか?
ただし、ロック画面を押すと動き出す「Live壁紙」は、静止画の壁紙より電力を多く消費します。画面に奥行きを感じさせる視差効果をもたらす「ダイナミック壁紙」も、消費電力を増やします。この2つの壁紙の効果は、低電力モードがオンのときは無効になることからも、消費電力に多少の影響がある存在と考えていいでしょう。