【イタすぎるセレブ達】「英王室メンバーは絶対にニンニクを食べない」元宮殿シェフが明かす(英)
1989年から11年間にわたってケンジントン宮殿の専属シェフとしてチャールズ皇太子と故ダイアナ妃、そしてウィリアム王子とヘンリー王子に日々の食事を作っていた女性が、このほど著書『The Royal Touch』を出版。『Racked』のインタビューで様々な秘話を語ったことを英『Mirror』や『Daily Star』が伝えた。
キャロライン・ロブさんは料理菓子専門学校ル・コルドン・ブルー(Le Cordon Bleu)にいた時に、宮殿での仕事を見つけて面接に招かれた。ケンジントン宮殿には当時、エリザベス女王のいとこにあたるグロスター公爵と公爵夫人が、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の住まいの隣に住んでいたという。
キャロラインさんがグロスター公爵&公爵夫人のシェフとなって1年半ほど経った頃、チャールズ皇太子とダイアナ妃が夕食に訪れた。その後すぐにチャールズ皇太子&ダイアナ妃一家の専属シェフを任されることになったキャロラインさんは「きっとタイミングが良かったのだと思う」と話している。
キャロラインさんは11年間、一家が行く場所どこにでも同行した。ケンジントン宮殿だけでなくカントリーハウスがあるハイグローブも訪れた。「ロンドンで昼食をとって、その日の夜スコットランドで夕食なんていうこともありました」とその多忙さを振り返る。旅行を頻繁にする一家のために、常に荷物にはたくさんの食材を詰め込んで同伴したそうだ。
チャールズ皇太子&ダイアナ妃一家は意外にもシンプルで家庭的な料理を好んだそうで、キャロラインさんはこのように語っている。
「チャールズ皇太子は敷地内で獲ったキジ、庭で採れたフルーツ、自給自足の野菜などを食材にするのが好きだったようです。敷地内で飼育している羊を食べ、牛のミルクを飲んでいましたし、野生キノコがスコットランドの屋敷周りにたくさん生えたので、毎年摘んで乾燥させて冷凍しておくと年中使えましたよ。」
王室メンバーだからといって毎日決して贅沢な食事をしていたのではないようだ。キャロラインさんによると、ゲストが来た時は銀の食器でバトラー(執事)がサービスするというフォーマルな食事風景だったが、身内だけの時はシンプルな食事をすることが多かったという。またキャビアなどの贅沢品はギフトで貰った時に限り料理に出すことはあったが、購入したことは一度もなかったそうだ。とにかく素朴なホームメイドの料理を好み、ヘルシーな食生活を送っていたと話している。
キャロラインさんは、パンやパスタ、アイスクリーム、マヨネーズなど全ての食材を一から手作りしていた。手作りすることはシェフとしての特権だというベテランシェフのキャロラインさんが唯一、王室メンバーから使用を禁じられていた食材がガーリックであった。
「公務が多い王室メンバーは人と近くで接することも多いために、ガーリックだけは食べたがりませんでした。」
キャロラインさんがチャールズ皇太子&ダイアナ妃一家のシェフを任されていた11年の間、ダイアナ妃は常にウィリアム王子とヘンリー王子に栄養バランスの整ったメニューを要望しており、王子2人はどんなものでも口にしたと話す。「(王子たちは)料理にも興味があったようで、スパゲティ・ボロネーゼや他のレシピを聞いて来たことがありました。彼らが子供の頃は台所で一緒にクッキーやメレンゲを作ったこともあります」と明かしている。
またキャロラインさん曰く、エリザベス女王に食事を作ったことがあるのは数回程度で「ハイグローブのお屋敷に昼食に来られました。バッキンガム宮殿での大きなチャリティイベントの時にも作ったことがあります。女王も素朴で伝統的なイギリス料理を好まれるので、時々キジを料理したり敷地内で採れた食材を使って家庭料理を振る舞いました。女王に食事を作るということで、少し不安はあったのですが、『全てを完璧にしなければならない』と思い、とにかく多忙にしていたので、ナーバスになる暇もなかったというのが正直なところですね」と述べている。
宮殿には当然キッチンがあり、自分たちで料理を作ることもできた王室メンバーだが、やはりそれはほとんどなかったようだ。しかしウィリアム王子とキャサリン妃の家庭について、キャロラインさんは最後にこのように話した。
「キャサリン妃は普通のご家庭の出身ですから自分でどんな料理もできますし、今でも自宅に専属シェフはいないようです。少しでも普通の家庭で子供たちを育てることを心がけているのでしょう。確かに執事やナニー、シェフなどがいると自分の家ではないような感じがしますからね。ウィリアム王子がキャサリン妃の実家を訪れた時には、キッチンテーブルでみんなで食事をすることをとても楽しみにしているようです。」
画像は『Kensington Palace 2017年6月18日付Twitter「The Queen and members of The Royal Family gather on the balcony of Buckingham Palace to watch the Royal Air Force Red Arrow display.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
キャロライン・ロブさんは料理菓子専門学校ル・コルドン・ブルー(Le Cordon Bleu)にいた時に、宮殿での仕事を見つけて面接に招かれた。ケンジントン宮殿には当時、エリザベス女王のいとこにあたるグロスター公爵と公爵夫人が、チャールズ皇太子と故ダイアナ妃の住まいの隣に住んでいたという。
キャロラインさんは11年間、一家が行く場所どこにでも同行した。ケンジントン宮殿だけでなくカントリーハウスがあるハイグローブも訪れた。「ロンドンで昼食をとって、その日の夜スコットランドで夕食なんていうこともありました」とその多忙さを振り返る。旅行を頻繁にする一家のために、常に荷物にはたくさんの食材を詰め込んで同伴したそうだ。
チャールズ皇太子&ダイアナ妃一家は意外にもシンプルで家庭的な料理を好んだそうで、キャロラインさんはこのように語っている。
「チャールズ皇太子は敷地内で獲ったキジ、庭で採れたフルーツ、自給自足の野菜などを食材にするのが好きだったようです。敷地内で飼育している羊を食べ、牛のミルクを飲んでいましたし、野生キノコがスコットランドの屋敷周りにたくさん生えたので、毎年摘んで乾燥させて冷凍しておくと年中使えましたよ。」
王室メンバーだからといって毎日決して贅沢な食事をしていたのではないようだ。キャロラインさんによると、ゲストが来た時は銀の食器でバトラー(執事)がサービスするというフォーマルな食事風景だったが、身内だけの時はシンプルな食事をすることが多かったという。またキャビアなどの贅沢品はギフトで貰った時に限り料理に出すことはあったが、購入したことは一度もなかったそうだ。とにかく素朴なホームメイドの料理を好み、ヘルシーな食生活を送っていたと話している。
キャロラインさんは、パンやパスタ、アイスクリーム、マヨネーズなど全ての食材を一から手作りしていた。手作りすることはシェフとしての特権だというベテランシェフのキャロラインさんが唯一、王室メンバーから使用を禁じられていた食材がガーリックであった。
「公務が多い王室メンバーは人と近くで接することも多いために、ガーリックだけは食べたがりませんでした。」
キャロラインさんがチャールズ皇太子&ダイアナ妃一家のシェフを任されていた11年の間、ダイアナ妃は常にウィリアム王子とヘンリー王子に栄養バランスの整ったメニューを要望しており、王子2人はどんなものでも口にしたと話す。「(王子たちは)料理にも興味があったようで、スパゲティ・ボロネーゼや他のレシピを聞いて来たことがありました。彼らが子供の頃は台所で一緒にクッキーやメレンゲを作ったこともあります」と明かしている。
またキャロラインさん曰く、エリザベス女王に食事を作ったことがあるのは数回程度で「ハイグローブのお屋敷に昼食に来られました。バッキンガム宮殿での大きなチャリティイベントの時にも作ったことがあります。女王も素朴で伝統的なイギリス料理を好まれるので、時々キジを料理したり敷地内で採れた食材を使って家庭料理を振る舞いました。女王に食事を作るということで、少し不安はあったのですが、『全てを完璧にしなければならない』と思い、とにかく多忙にしていたので、ナーバスになる暇もなかったというのが正直なところですね」と述べている。
宮殿には当然キッチンがあり、自分たちで料理を作ることもできた王室メンバーだが、やはりそれはほとんどなかったようだ。しかしウィリアム王子とキャサリン妃の家庭について、キャロラインさんは最後にこのように話した。
「キャサリン妃は普通のご家庭の出身ですから自分でどんな料理もできますし、今でも自宅に専属シェフはいないようです。少しでも普通の家庭で子供たちを育てることを心がけているのでしょう。確かに執事やナニー、シェフなどがいると自分の家ではないような感じがしますからね。ウィリアム王子がキャサリン妃の実家を訪れた時には、キッチンテーブルでみんなで食事をすることをとても楽しみにしているようです。」
画像は『Kensington Palace 2017年6月18日付Twitter「The Queen and members of The Royal Family gather on the balcony of Buckingham Palace to watch the Royal Air Force Red Arrow display.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)