チェコ南東部、モラビア・ハナー地方にある庭園の町、クロムニェジーシュ(Kroměříž)。

ユネスコの世界遺産に登録されている聖三位一体柱があるオロモウツに近いため、オロモウツ観光と合わせて訪れる観光客が多い町です。

この町の見どころである初期のバロック式の城と隣接する庭園(イギリス風のポドザーメツカー庭園、初期バロック調の「花の庭園」など)は、ユネスコの文化遺産にも登録されています。

今回は、そのクロムニェジーシュにあるおすすめのレストラン、チェルニー・オレル (Černý Orel)を紹介します。

レストラン、チェルニー・オレル (Černý Orel)。店名はチェコ語で「黒鷲」という意味です。

この店はマイクロブルワリー(小さい規模のビール醸造所)を自前で持っており、PIVOVAR(ブルワリー=醸造所)の看板も上がっています。

店内にはビアサーバーと銅色の糖化槽があり、ビール好きにはたまりません。

こちらが自家製ビールのメニューの一部。チェコはどのお店でもビールが安いですが、このレストランでも1杯32コルナ〜43コルナ(150円〜200円程度)で自家製ビールを飲むことができます。

なお、ビールの名称の前に「11°」「12°」「13°」などと度数が書かれていますが、これはアルコール度数のことではなく、バリング度と呼ばれるものです。

バリング度は発酵前の麦汁の濃度を表す数値で、度数が上がるほど風味やコクが増すとのこと。

チェルニー・オレルのライトビールは飲みやすくてとても美味しいビールです。

春のヨーロッパの旬といえば、アスパラガス。

春は季節限定のアスパラガス・クリームスープ 69コルナ(約320円)がオススメです。

チェコの伝統的なじゃがいものスープ、クライダ(kulajda)は濃厚な旨みが特徴。ウズラの卵とマッシュルームが入っています。

ビーフタルタル(Tartar Steak) 150g 269コルナ(約1260円)は、大ぶりなピクルスと紫玉ねぎのスライス、そして唐辛子が添えられています。

ビーフタルタルにはトースト(と書かれていましたが、実際はカリカリの揚げパンのような感じ)とニンニクのかけらがついてきます。

パンにニンニクをこすりつけて風味をつけ、その上にタルタルと付け合わせの野菜をのせて味わいます。もちろんビールとの相性はバツグンです。

こちらには和食とのフュージョン料理もあります。それが春限定のメニュー、アスパラガスの天ぷら 85コルナ(約400円)。こちらの天ぷらは天つゆや塩ではなく、ガーリッククリームとともにいただきます。

他にも野菜サラダや

ジビエのイノシシ肉のステーキ

アスパラガスのリゾットにノルウェー産サーモンステーキをのせたものなど、美味しいメニューが目白押しです。

そしてシメはアスパラガスのアイスクリーム。

さっぱりとしたアスパラガスのジェラートは新食感です。

目の前に広場もあって、ロケーションも良いレストラン「チェルニー・オレル(Černý Orel)」。

チェコ南東部、モラビア・ハナー地方にある庭園の町・クロムニェジーシュでおいしいチェコ料理とビールを楽しみたい方におすすめのレストランです。

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名称 Restaurace Černý Orel
所在地 Velké náměstí 24 767 01 Kroměříž, Czech Republic
電話 +420 573 332 769
営業時間 月〜木 11:00 - 24:00、金 11:00 - 25:00、土 11:00 - 25:00、日 11:00 - 22:00
公式サイト http://www.cerny-orel.eu/

提供 チェコ政府観光局
(*当記事はチェコ政府観光局主催のプレスツアーに参加し執筆しています。)
(*文中のレートは1コルナ=4.7円で計算しています。)