フリーランスで食べていくために必要な3つのポイント

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自宅でもできる、時間を気にしない。働き方が多様化する昨今において、フリーランスという選択は大きな魅力があるだろう。

例えば育児中で会社勤めが難しい女性でも、自分の得意なことでお金を稼ぐことができる。

しかし、フリーランスと聞くと厳しそうなイメージがあるのも事実。どうしたらフリーランスでやっていけるだろうか?

『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』(前田めぐる著、日本経済新聞出版社刊)は、フリーランスのコピーライター、プランナーとして活躍する著者が、どんな仕事がフリーでできるのかといった入門から、自分の強みの見つけ方、強みを売れる商品に変える方法、オファーを呼び込む情報発信の仕方、商品が売れないときの対処法まで、今日から取り組める方法を紹介している。

今までやってきた仕事で最も得意で喜ばれたことを活かすのが、フリーランスで働く一番の近道。しかし、それにはある条件がある。

それは自分が「相手から選ばれないといけない」ということだ。相手から選ばれる人になるにはどうすればいいのか? 本書ではそのポイントを3つあげている。

(1)肩書き

肩書きはやはり大切だ。名刺をもらったときにも、肩書きには目が行く。しかし、目を引きたいと特殊なものや略語、ダジャレは避けたほうがよいと著者。「シンプルで覚えやすいのに、ありそうでなかった」ものが良いという。

(2)キャッチフレーズ

こちらも自分を売り込む際に必要なものだ。しかし、「こんな仕事ができます」と肩書きや内容を説明しようとし過ぎるとNG。大事なのは自分が仕事をすることで顧客側にメリットを与えられるかが大事だ。「どんなふうに変化していけるか。どんな成果が得られるか」なのだ。

(3)メニュー

例えば、相談にのるならば、スカイプや対面など。コンテンツを売るならば、テキストやDVD、音声などがある。そして内容を練り込み、相手が「ほしい」と思わず手がのびそうなタイトルをメニューに付けるのだ。また、認知度を上げる工夫も必要。セルフメディアのほか、交友関係を広げることも大事。

これら3つのポイントを実践しながら、自分の得意分野をオリジナル化し、尖らせていくことで、選ばれるフリーランスとなっていけるのだ。

また、時間が自由に使えるといったフリーランスで働くメリットはあるが、デメリットがあることも忘れてはいけない。
病気のとき、代わりがいない。定額の給与が毎月入る保証はなく、ローンも組みづらくなる。こういったことも考慮に入れてフリーランスという働き方を理解し、覚悟することも必要だ。

育児だけでなく、これからの時代、介護という理由で会社務めが厳しくなる人も増えるかもしれない。定年退職後も好きな仕事を続けたい人もいるだろう。そんなとき、フリーランスという働き方も1つの選択肢に考えてみてはどうだろう。

(新刊JP編集部)

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