中田英寿氏が“旅人”継続に意欲「生きているうちに200カ国を巡りたい」

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 元サッカー日本代表の中田英寿氏が6日、スウェーデン発祥の時計ブランド『ダニエル・ウェリントン』のブランド・パーソナリティ就任発表会に登場した。

 発表会では、中田氏とともにブランド・パーソナリティに就任したファッションモデルのTAOさんと「旅」をテーマにしたトークセッションも開催。2006年の現役引退後から、“旅人”として世界中を巡っている中田氏は、これまで110から120カ国を訪れたことを明かし、「人生の目標の一つとしてできれば生きているうちに200(カ国)は越えてみたい」と今後も旅を続けることに意欲を見せた。

 中田氏は旅について「日本に住んでいるので先進国に行ってもあまり驚きはないが、アフリカ、アジア、南米などの国に行くと、これまで自分が持っていた価値観が変わっていく。それが旅の醍醐味」と魅力を語り、「今はネット社会なので、自分が(その国に)行かなくてもネットで見て完結(行ったような雰囲気に)してしまう。だけど、実際に経験することと、知識として得ることは全然違う。海外にいくことがすべてじゃないし、普段の生活のルートから外れることも旅だと思うので、そういった意味では色々なことに挑戦するのはいつでも必要だと思う」と持論を語った。

 また、今後の目標について聞かれた中田氏は「あまり目標というものを決めず、その時に自分が感じたことをやっている」と語り、「突き詰めて自分の世界観を作っていくのが自分のやり方なので、具体的なものはないが、今は日本文化を世界規模で広げていきたい」と日本の食文化やものづくりを世界に発信する活動を積極的に行っていくことを明かした。