世界にはいろいろな絶景が存在しています。

例えば、日本人にも知られているボリビアのウユニ塩湖やオーストラリアのグレートバリアリーフなどの自然が織りなす絶景に、バルセロナが誇るサグラダ・ファミリア、さらにはインドのタージマハルなど、たくさんの美しい景色や建物が存在しており、数え上げる事ができないほどです。

しかしながら、私たちの住む日本にも、数多くの絶景が存在しています。

たとえば、青森県と秋田県の間に位置する十和田湖や、長野県の木曽郡、さらには京都府の伊根町など、世界ではなかなか見る事ができない絶景が広がっている場所が日本国内には存在しています。

今回はそんな日本にある絶景をご紹介します。

それが北海道札幌市郊外にあるモエレ沼公園。

「公園」という言葉からちょっと想像のつかないような壮大なスケールのアート空間となっています。

モエレ沼公園はかつてゴミの埋め立て地として使われていた場所の都市再生プロジェクトとして、今から30年以上前に着工されました。

そのデザインは、世界的にも有名な彫刻家・イサム・ノグチが手がけ、イサム・ノグチの死後も彼のデザインに従って造成が進み、2005年にグランドオープンしました。

東京ドーム30個分以上という非常に広大な敷地を持つモエレ沼公園は、イサム・ノグチらしいミニマルで自然とアートの融合したとても独特な空間になっています。

公園のランドマークでもありひときわ目を引くのがガラスのピラミッドです。このガラスのピラミッド内では週末などにアートワークショップなどが開催されるほか、イサム・ノグチ関連の書籍などの展示もあります。

公園の中心には、「公園」という概念を逸した人工の山・モエレ山があります。この山、標高60メートル以上あり、登るのには10分程度かかります。山頂からは札幌市内全体が一望でき、冬になるとその斜面でスキーやソリ遊びもできるのだとか。

また公園の一番のアトラクションは、松林の中に隠れるようにある「海の噴水」。その名にふさわしく、海が湧き上がるかのような迫力ある噴水ショーが1日に何度か開催されています。

噴水は最大25メートルもの高さにおよび、間欠泉のような勢いでみる人々を圧倒します。

その他にも、鑑賞するだけでも楽しめる彫刻のようなアーティスティックな遊具があるエリアもあり、子供から大人まで1日中それぞれの楽しみ方ができます。

敷地はとっても広いので、レンタサイクルもあり、暖かい時期には自転車で園内を移動するのがおすすめです。

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