20代女性に急増する肌トラブル 「いぼ」の原因と予防法
目鼻立ちが整っていても、肌がくすんでいて、疲れきった顔をしている人と、顔の作りは普通だけど、肌がツヤツヤとしていて健康的な人。
実際に会ってみると、後者の方が魅力的にみえるものです。肌というのは顔立ち以上にその人の第一印象を決めるものなのかもしれません。
『だから差がつく! やっぱり美人は、かかりつけの美容皮膚科を持っていた』(花房火月著、雷鳥社刊)は、流行に流されない、本当にキレイになる肌ケアを教えてくれる一冊。
「毛穴パック」に「肌断食」など、話題のスキンケアにまつわるあんなことやこんなことを、あなたは知っていましたか?
■「毛穴の詰まり」は取れば取るほど……
鼻の毛穴に角栓が詰まって黒く見える「イチゴ鼻」がイヤで、毛穴パックやピーリング石けんで角栓を取るのが習慣になっている人は多いかもしれません。
ただ、これを繰り返しすぎると毛穴の詰まりが頑固になり、次第に角栓を取ろうとしても取れにくくなってしまいます。結果、余計に毛穴が目立つことになってしまうかも。
本書の著者で、はなふさ皮膚科理事長の花房火月さんは、「角栓は、外部の雑菌などから毛穴を守るために、体が自然につくり出すもの。肌が健全に代謝をしていれば、自然に取れていきます」と、角栓を意図的に取ることのリスクを指摘しています。
また、毛穴の黒ずみを気にするあまり、コンシーラーやファンデーションで隠そうとするのも、逆効果なのだとか。それらが毛穴に残ると、酸化して黒く見えてしまうといいます。
■「肌断食」をやってはいけない人とは
今、スキンケアの分野でブームになっているのが、化粧水や乳液、クリームなどの保湿製品をまったく使わず、せっけんで顔を洗うだけにする「肌断食」です。
「皮膚は本来、自分でうるおい、保護する力がある」ということで、あえて皮脂やホコリを洗い流すだけにするのが「肌断食」の考え方。これ自体はまちがったことではありません。
しかし、日本人にはもともと乾燥肌で、必ず保湿を必要とする人が10%ほどいるそう。このタイプの人が肌断食をしてしまうと、肌荒れがひどくなってしまいます。
「保湿が絶対に必要な人」かどうかを知るために、花房さんは「手のひらの親指のつけ根を見る」ことをすすめています。
ここにある細かいしわが、他の人と比べて明らかに深い人は、フィラグリンと呼ばれる天然保湿因子が少なく、肌が乾燥しやすいのです。
■20代も…今女性に急増中の肌トラブルは「いぼ」
高齢者に多いイメージがある一方で、今20代〜50代の女性に急増している肌トラブルが「いぼ」です。
いぼには加齢によってできるものと、ウイルス性のものの二種類。今増えているのは後者のウイルス性のもので、男性にはほとんど起こらず、女性だけに増えていることから、スキンケアや化粧の習慣が関連していることが予想されるといいます。
皮膚の免疫が低下すると、普段は感染しないようなウイルスにも感染しやすくなってしまいます。そして、皮膚の免疫を低下させている一因は「こすりすぎ」です。
洗顔や化粧の時、つい顔を強くこすってしまう癖がある人は要注意。肌を美しく保つためには「盛らない、焼かない、こすらない」が鉄則だと覚えておきましょう。
本書には、この他にも、肌本来の力を引き出すメソッドや生活習慣、化粧品選びなど、「マイナス10歳肌」を実現するための様々な方法が取り上げられていますが、最近では定期的に美容皮膚科にかかり、肌のメンテナンスをする人も増えているそう。
肌の衰えが気になる人、肌トラブルに悩む人は、自分のスキンケアが正しいかどうかチェックしてみるとともに、専門医に相談するという選択肢も頭に入れておくといいかもしれません。そちらについてのアドバイスも本の中でされていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
【関連記事】
専門医が警鐘 冬の「肌断食」で受けるダメージとは
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鼻の毛穴に角栓が詰まって黒く見える「イチゴ鼻」がイヤで、毛穴パックやピーリング石けんで角栓を取るのが習慣になっている人は多いかもしれません。
ただ、これを繰り返しすぎると毛穴の詰まりが頑固になり、次第に角栓を取ろうとしても取れにくくなってしまいます。結果、余計に毛穴が目立つことになってしまうかも。
本書の著者で、はなふさ皮膚科理事長の花房火月さんは、「角栓は、外部の雑菌などから毛穴を守るために、体が自然につくり出すもの。肌が健全に代謝をしていれば、自然に取れていきます」と、角栓を意図的に取ることのリスクを指摘しています。
また、毛穴の黒ずみを気にするあまり、コンシーラーやファンデーションで隠そうとするのも、逆効果なのだとか。それらが毛穴に残ると、酸化して黒く見えてしまうといいます。
■「肌断食」をやってはいけない人とは
今、スキンケアの分野でブームになっているのが、化粧水や乳液、クリームなどの保湿製品をまったく使わず、せっけんで顔を洗うだけにする「肌断食」です。
「皮膚は本来、自分でうるおい、保護する力がある」ということで、あえて皮脂やホコリを洗い流すだけにするのが「肌断食」の考え方。これ自体はまちがったことではありません。
しかし、日本人にはもともと乾燥肌で、必ず保湿を必要とする人が10%ほどいるそう。このタイプの人が肌断食をしてしまうと、肌荒れがひどくなってしまいます。
「保湿が絶対に必要な人」かどうかを知るために、花房さんは「手のひらの親指のつけ根を見る」ことをすすめています。
ここにある細かいしわが、他の人と比べて明らかに深い人は、フィラグリンと呼ばれる天然保湿因子が少なく、肌が乾燥しやすいのです。
■20代も…今女性に急増中の肌トラブルは「いぼ」
高齢者に多いイメージがある一方で、今20代〜50代の女性に急増している肌トラブルが「いぼ」です。
いぼには加齢によってできるものと、ウイルス性のものの二種類。今増えているのは後者のウイルス性のもので、男性にはほとんど起こらず、女性だけに増えていることから、スキンケアや化粧の習慣が関連していることが予想されるといいます。
皮膚の免疫が低下すると、普段は感染しないようなウイルスにも感染しやすくなってしまいます。そして、皮膚の免疫を低下させている一因は「こすりすぎ」です。
洗顔や化粧の時、つい顔を強くこすってしまう癖がある人は要注意。肌を美しく保つためには「盛らない、焼かない、こすらない」が鉄則だと覚えておきましょう。
本書には、この他にも、肌本来の力を引き出すメソッドや生活習慣、化粧品選びなど、「マイナス10歳肌」を実現するための様々な方法が取り上げられていますが、最近では定期的に美容皮膚科にかかり、肌のメンテナンスをする人も増えているそう。
肌の衰えが気になる人、肌トラブルに悩む人は、自分のスキンケアが正しいかどうかチェックしてみるとともに、専門医に相談するという選択肢も頭に入れておくといいかもしれません。そちらについてのアドバイスも本の中でされていますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
(新刊JP編集部)
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