ド下ネタなのに女子ウケ抜群?

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2016年11月4日から公開されているCGアニメーション映画「ソーセージ・パーティー」。R15+指定で"下ネタ"全開な内容が男子高校生をはじめ、幅広い年代の男性から支持を集めている映画です。

しかし公開から2週間が経過した今、女性客が急増しているそう。SNSには女子からの口コミも多く寄せられています。その"口コミ"から人気の謎を探ります。

「オススメしませんが、オススメです」

ことしの夏にアメリカで公開され、全世界興行収入が1億ドルを突破した大ヒット作です。そのヒットを受けて日本でも11月4日から緊急公開され、注目を集めています。

公式サイトでは、

スーパーに陳列されているソーセージのフランクは、お客さんに購入されパンである恋人のブレンダと結ばれ(合体し)ホットドッグになる運命だと信じている。そして2人は揃ってお客さんのカートに!テンションMAXではしゃぐ2人だが、アクシデントが発生し、スーパーに取り残されてしまう。絶望する2人だったが、実は命拾いしたことに気付く・・・なぜなら彼らは"食材"だからだ。「食われてタマるか!」運命に逆らう彼らの闘いがはじまる!

と、映画のストーリーが紹介されています。

主人公のソーセージとヒロインのパン。ポスターや予告でその姿を観れば、下ネタの意味は一目瞭然です。女性受けを狙ったとは思えないCGアニメ映画ですが、TOHOシネマズ六本木ヒルズでは、11月16日(レディースデー)の興行成績が前週と比較して117.6%に急増しているそう。

実際に、SNSで「ソーセージ・パーティー」と検索してみると、

「爆笑に恐怖にエロに ある意味めっちゃぶっとんで超絶ハマった」
「内容ヤバすぎる...お下品すぎる...終始爆笑」
「オススメしませんが、オススメです」

などの女性の感想が多く見られます。

"下ネタ全開"の「ソーセージ・パーティー」はなぜ女子にも支持されているのでしょうか。その理由を考えてみました。

女子ゴコロをくすぐる要素がたっぷり

SNSに寄せられた感想の中でも多かったのは「しょーもない」という声。ここでは良い意味で使われているようです。中には、「下ネタが行き過ぎていて、照れるを通り越してわらけてくる」といった声も。

アメリカンなビジュアルがかわいらしい点や、深く考えずに見ることができるという点、思わず笑ってしまう描写などが女性にも受け入れられている要因かもしれません。

そして、人気のもうひとつの大きな要因として考えられるのが、上映館の少なさです。

関東で観られるのはTOHOシネマズ六本木ヒルズのみ。全国でもたった7つの映画館でしか上映していません(2016年11月18日現在)。

SNSにも「関東でやってるの六本木ヒルズだけ。なにげに満席」といった声が。限られた場所でしか見られない「限定感」が女性の好奇心を刺激しているのかも。

さらにその好奇心をかきたてるのが、先ほどから紹介しているSNSでの"口コミ"。上映館が少ないため、ネットで情報収集をする人が多いようですが、検索して出てくる感想の多くは

「えっとね...説明できない!ぜひ観て! 下ネタの域を越えてる!」
「あらすじ説明しようとしてもどう書いても意味不明になるから困る」
「特にラスト近くの酒池肉林は目を覆いたくなったよ」

など詳しい内容には触れず、面白さを語るもの。「説明できないけど面白かった」と言われると観たくなりますよね。

このような要因が重なり、下ネタ全開でありながら女性客急増につながっていると考えられます。記者も見に行きたくてウズウズしてきました。

六本木では満席が続いているようなので、気になる人は早めにチェックしておくのがおすすめです。

映画の詳細は公式サイトへ。