「鶏肉とお米」という組み合わせだと「親子丼」やケチャップで味付けをした「チキンライス」といったレシピが思いうかぶと思いますが、もう一つ忘れてはいけないのが東南アジア周辺の定番料理ともいえる「海南鶏飯」です。
最近では炊飯器一つで完成させるレシピも多く見られますが、別の鍋でとれたスープでご飯を炊く味わいの深さに勝るものはないと思います。
使用する鶏肉も、もも肉ではなく胸肉を用意。固さやパサつきが気になる胸肉ですが、茹で方のコツを覚えれば大丈夫です。

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■シンガポール風チキンライスのレシピ
<材料>
鶏胸肉 2枚
長ネギ(みどり色の部分) 2本
生姜(うすくスライスしたもの) 5-7枚
酒 大さじ1
塩 適量
こしょう 適量
しょう油 小さじ1.5
お米 3合
煎りごま 大さじ1
きゅうり 1本(千切り)

特製ソース
・しょう油 大さじ1
・みりん 大さじ1
・ポン酢 大さじ1
・ごま油 大さじ1

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<作り方>
1、鶏胸肉全体にフォークで穴をあける(火の通りをよくするため)。
2、胸肉に塩、こしょうをしっかりとふり、20分ほどおく。
3、2の胸肉から出た余分な水分をペーパーでふきとり、深さのある鍋にいれる。
4、3の鍋に胸肉が十分かくれるくらいまでたっぷりの水をいれ、長ネギ(みどりの部分)とスライスした生姜とお酒を入れて火にかける。
5、沸騰したら4分ほどそのまま火にかけ、最後にしょう油(小さじ1.5)をまわしかけて火をとめる。
6、5の鍋に蓋をして、鍋の熱が冷めるまでそのまま放置する。

7、お米を洗い水気をよくきってから炊飯器入れる。
8、6の鍋から胸肉を取り出し、残った煮汁は捨てずにザルで濾す。
9、濾した煮汁の150cc分と生姜は別に残しておき、残り煮汁を炊飯器の3合炊きの目盛りまで入れ、生姜を並べて炊飯スイッチを入れる。
10、特製ソースの調味料と煮汁の150ccを全て混ぜ合わせて火にかけ、ひと煮立ちしたら火をとめてごまを入れる。

11、炊き上がったごはんを型にいれて盛り付け、スライスした胸肉と千切りにしたきゅうりを並べてできあがり。10で作った調味料をかけていただきます。

■さらにおいしくつくるためのワンポイントレレシピ
鶏肉の下ごしらえの時にかける塩はしっかりめにふりましょう。
鶏肉は火をとめた後の余熱で火をいれていくので、お鍋が冷める前に肉を取り出さないように気をつけてください。
 
 
(KMmama)