タクシー、教習用として開発されたトヨタ自動車の「コンフォート」を、個人として購入した人物がツイッターで話題になっている。コンフォートを新車で購入した「編集担当」さんにJタウンネットで取材を申し込み、周囲の反応や車の魅力について語って頂いた。


画像はすべて編集担当さん提供

「タクシー運転手になれば?」とも

トヨタのコンフォートは、教習車やタクシーとして開発され、1995年から発売されている車種だ。そのため、意識せずとも触れたことのある人が多い車の1つだ。

そして、その開発コンセプトから、個人が乗用車として購入することは少々ハードルが高い車種でもある。

そのため、2016年9月25日、「編集担当」さんがツイッターで教習車仕様のコンフォートの購入報告をすると、瞬く間に多数リツイートされ、驚きと注目を集めた。





Jタウンネットで取材をしたところ、教習車がコンフォートではなかったため、実は初めての運転だったというが、

「運転席からの視界の良さと、ボディ形状のおかげで車両感覚がつかみやすいです」
「乗りやすさと80年代の車を髣髴とさせる雰囲気が魅力ですね。以前乗っていた日産のティーダラティオにはあったパワーウインドウやオーディオなどの快適な装備は無いのですが、逆にそれも良い点だなと思っています」

と、その魅力について語った。以前から気になっていた車で、生産終了が2017年と目前に迫ったことと職場の同僚の後押しもあり、思い切って購入へ至ったという。本体価格は180万2520円、総額で216万円だった。



しかし、その購入まではやはり少々困難なことも......。

本来はタクシーや教習車として販売されるもののため、最初は売れないとディーラーに断られ、本社に問い合わせてやっと購入できたという。教習車仕様のため、助手席にもブレーキが付いているのだが、購入する条件として、そちらは封印されている。


助手席のブレーキ

購入の交渉中、ディーラーとの間では、

「タクシーの運転手になればいいんじゃないか」

という会話を交わしたことが印象に残っているという。

家族からの反応は少々冷やかだったが、職場の同僚からのウケは良かったと語った。