中日ビル外観(Lombrosoさん撮影、Wikimedia Commonsより)

「中日ビル」と呼ばれ、名古屋・栄地区のランドマークとして市民に親しまれている中部日本ビルディングの建て替えが決まった。2016年9月28日、中日新聞社の発表によると、2019年3月末で閉館し、新ビルの建て替え工事を行う。老朽化と耐震性能が主な理由だ。

またビル内にあった「中日劇場」は2018年3月末で営業を終了。新ビルには、新たに劇場は設けないとのこと。かつて名鉄ホール、御園座と共に、「名古屋三座」と称された劇場も、姿を消すことになる。

ツイッターには早速、次のようなツイートが投稿されている。

「やだ、すごくショックなんだけど」という声だ。衝撃を受けた市民は多かったようだ。

「名古屋飛ばし」の怨念が......

ツイッターには、他にもこんな声が寄せられている。

「名古屋飛ばしになると苦言があっても愛知厚生年金会館と愛知勤労会館を(黒字だったのに)潰してるし......」といった指摘もある。

「名古屋飛ばし」とは、大きなイベントやコンサートで名古屋公演が実施されないことで、かつてマドンナやマイケル・ジャクソンの名古屋公演がなかったことから、そう呼ばれているらしい。中日劇場閉鎖報道が、過去の名古屋飛ばしの怨念を呼び覚ましたようだ。

また、こんなつぶやきもあった。

一方、下のような声もあった。

劇団四季『レ・ミゼラブル』を観たミュージカルのファンや、宝塚の名古屋公演を楽しみにしていたヅカ・ファンからの心配する声も多い。次の公演は、はたしてどこで観ることになるのか?「まさか名古屋飛ばし......」と、不安が募るかもしれない。

また、こんな声もあった。

セリーグ・ペナントレースで最下位が確定した中日ドラゴンズのファンからのツイートだ。建て替え工事が始まる前には、球団を立て直してほしいという切なる願いであろう。