「職人技」という言葉があるが、その道のプロの技術は素人が到底真似のできるものではない。日本には職人という言葉が使われる職業が数多く存在するが、そのうちの1つに「左官」がある。(イメージ写真提供:123RF)

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 「職人技」という言葉があるが、その道のプロの技術は素人が到底真似のできるものではない。日本には職人という言葉が使われる職業が数多く存在するが、そのうちの1つに「左官」がある。

 左官とは、素人では使いこなすのが難しい道具である「こて」を使用して壁や床などを仕上げる職種であり、こて1つで壁や床を美しく塗る仕事はまさに職人技と言えるだろう。日本の左官による仕事ぶりは中国人にとっても驚きの品質ようで、中国メディアの今日頭条はこのほど、日本の住宅工事における左官職人の仕事を紹介し、「仕上がりが美しすぎる」と伝えている。

 記事は、日本の戸建住宅の建設現場を複数の写真とともに紹介、左官職人が2階部分のベランダをコンクリートで塗る様子と、その仕上がりを伝えた。写真を見てみると、日本の左官職人が仕上げたべランドの床はきれいにコンクリートが敷き詰められ、凹凸もなければ、穴やヒビなども1つも見当たらず、表面はまるで鏡のように平面だ。

 さらに、中国ではあまり見られないというFRP防水まで施したベランダの仕上がりと、職人技に対し、「こんなに美しく仕上げられるとは想像できない」と驚きを示し、さらに「この職人は日本にはたくさんいる普通の職人だ」と紹介。

 記事からは、中国では到底お目にかかれない仕事の質を、日本ではごく普通の職人がやってのけることは、一般の中国人にとっては大きな衝撃であることが見て取れる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)